解説記事 | あむ | スタンダードレギュレーションの変更について


2021年1月22日を境に、スタンダードレギュレーションにおいてBマークのカードが使えなくなりました。
今回はレギュレーションから落ちたカードと、それによって今後のレギュレーションに与えられる影響に関して書いていきたいと思います。
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■Bレギュレーションの代表的なカード


プリズムスター全種


これまで数多くのプリズムスターのカードが登場してきましたが、全てBレギュレーションのカードとなっています。
その中でも特に影響度が高いものは《カプ・コケコ◇》《ジラーチ◇》とスタジアム各種でしょうか。

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特に雷エネルギーを軸に戦うデッキに関しては《カプ・コケコ◇》《サンダーマウンテン◇》のレギュレーション落ちの影響が大きく、純粋にデッキパワーが落ちる形になります。

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また、《ジラーチ◇》が落ちてしまうことにより、《ヤレユータン》《バリヤード》をあわせた所謂コンボギミックがなくなってしまいます。

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これにより「3神ザシアン」のような速度の速いデッキに対抗するためにこのギミックを採用していた「マッドパーティ」などのデッキにおいてはかなりの痛手となりそうです。

優秀なシステムポケモン



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ここでは一部のみ挙げますが、やはり「ねがいぼし」の《ジラーチ》を始めとした優秀なシステムポケモンがいなくなるのは、一部のデッキにとって大きな痛手です。
特に《溶接工》を出来る限り打ちたいデッキにおいては《デデンネGX》《クロバットV》といったサイド2枚のリスクがあるポケモンに頼らなければ展開が難しそうです。
ただ、新弾で《コロトックV》といった新しいシステムポケモンも登場しましたし、今後もこういったドローをサポートする特性をもったポケモンは何枚か登場していくと思うので、これからが楽しみです。

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グッズ



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こちらも一部のみを取り上げますが、雷タイプは前述した《カプ・コケコ◇》《サンダーマウンテン◇》に続き《エレキパワー》という打点補助のカードも失います。
ゲームスピードや打点がかなり大事な環境になっていく中、これらのカードを失うのはかなりの痛手となりそうです。
他にも《シロナ》《ウルトラスペース》など様々なカードがレギュレーション落ちしますが、代表的なカードとして一部をあげました。

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もちろんレギュレーションE以降で、これらの代替となるようなシステムポケモンや優秀なグッズ、サポートが登場すると思いますが、それらが連撃・一撃ギミックの補助カード系統となっていくのか、はたまた汎用的な優良カードになっていくのかで、全体の環境も変化していきそうです。

■環境の変化に関して


Bレギュレーションが落ちた後のスタンダードレギュレーション環境を考える上でやはり鍵になるのは「3神ザシアン」というデッキタイプの存在。

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レギュレーション落ちの影響をあまり受けず、基本的なパーツは健在。
ローテーション前も明確なカウンターカードはなく、《クラッシュハンマー》などのエネルギー破壊でテンポを遅らせたり、《ジラーチ◇》の特性でテンポに追いつけるよう工夫をして対応してきました。
そんな中レギュレーション落ちにより《ジラーチ◇》が使えなくなってしまうため、今後はエネルギー破壊、もしくは新弾の《モミ》を始めとしたカードを用いて受け切る形での対応策が登場してきそうです。
従来の《マオ&スイレン》の120回復だけでは《ザシアンV》のブレイブキャリバーを2回受け切ることは非常に難しかったですが、全回復となると話は別でしょう。
しかし、受けるデッキにも課題があります。
それは、レギュレーション落ちも重なり、現状のサポートやシステムポケモンのパワーが不足していること。
やはり《デデンネGX》《クロバットV》や新弾の《コロトックV》といったシステムポケモンを使わなければ、まだまだ回りにくいデッキになりそうなので、「3神ザシアン」相手も課題が残りそうです。
また、環境を考える上でポイントとなりそうなのが《うねりの扇》《学習装置》

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《うねりの扇》は効果が非常に強力ですし、連撃のカードとなっているため《オクタン》からサーチ出来るのも強力。
特殊エネルギーが使いにくい環境、かつ、《学習装置》の再録も考えると、基本エネルギーで動けるデッキタイプは追い風だと感じています。
もちろん「3神ザシアン」もその中に含まれますが、他にも《ミュウツー&ミュウGX》《ムゲンダイナVMAX》《クワガノンV》といったカードたちも良い恩恵を受けそうです。

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ただ、後者の2タイプに関しては《ウーラオスVMAX》に弱点を付かれてしまうため、そこをどう突破するかが環境で生き残れるかどうかの分かれ目になってきそうです。
今までは《ウィークガードエネルギー》といった弱点の対策もありましたが、《うねりの扇》もあるため今後は十分に機能するとは言えなさそうですね。
逆に《ミュウツー&ミュウGX》《ウーラオスVMAX》の弱点もつける良い立ち位置にいるかもしれません。
レギュレーション落ちにより超エネルギー軸の要であった《カラマネロ》がいなくなってしまいましたが、《溶接工》などを採用した炎エネルギー軸のいわゆるレッドパーフェクションであれば十分に環境に入ってきそうです。
レギュレーション落ちによるワザ選択肢の影響もそこまでありませんが、VMAXポケモン相手に有効打となっていた《ガオガエンGX》がいなくなったことや、《うねりの扇》により《オーロラエネルギー》が使いづらいものになりそうなことは少々痛手かもしれません。

■おわりに


今回はBレギュレーション落ちの影響に注目して記事を書いているため、「一撃マスター」「連撃マスター」のカードに関してはあまり多く取り上げていませんが、次回はこれらを元に新弾「一撃マスター」「連撃マスター」環境の考察をしていきたいと思います。
それではまた。

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