今回はPJCSで活躍した多くのデッキの中から、《スイクンV》をピックアップして紹介していきます。 通販サイト(https://www.cardrush-pokemon.jp/)
HPは210とアタッカーのポケモンVとしては標準的な耐久があり、特性「しゅんそく」でバトル場にいる際に山札を1枚引くことが出来ますが、特に注目するべき点はワザのスペックです。
打点に関して
ワザ「ブリザードロンド」はおたがいのベンチポケモンの数×20ダメージを追加するもので、水無の2エネルギーと低コストながら中~高打点を期待することが出来ます。
特に現環境における打点ラインとしてはV1発・VMAX2発を満たすことが出来るスペックであれば非常に強力だと考えており、スイクンは最低でも140程度、マックスで220とそのスペックをギリギリ満たすことが出来るため、アタッカーとしても非常に優秀だと考えています。
特に特性「うらこうさく」を使用するようなデッキタイプはベンチをどうしても並べざるをえず、そうでないデッキも基本的には《デデンネGX》や《クロバットV》などを出すため、こちらがしっかりとベンチを埋めることが出来れば序中盤から160-180程度のダメージを期待できるため、2エネルギーのワザとしては非常に環境にあった高性能なワザです。 耐久面に関して
というのも、ワザが2エネ要求であることから耐久面でのサポートがないと毎ターン《メロン》といったエネルギー加速などに頼らざるを得ず、強みである《ボスの指令》による強気なサイドレースを活かせなくなってしまうため、やはり《タフネスマント》のような耐久面をサポートするカードは重要だと考えています。 特性に関して
今回のPJCSでも多く見られたのが新弾の《チルタリス》と合わせた形でした。 このサポート確定サーチを前提に構築されたデッキが多かったように思います。
■PJCS前の構築
このデッキタイプは中終盤のコントロールが得意なものの、《こくばバドレックスVMAX》など序中盤で盤面を作ってしまうデッキタイプ相手にはあまり上手く刺さらない印象で、PJCSでの候補デッキにするには少し不安定な選択のように感じました。 ■PJCSでの構築
■まとめ
PJCSが終わり、こういったデッキタイプのデッキレシピが広まりましたが、《スイクンV》は他のカードのサポートを頼らざるを得ない部分もあり、デッキレシピが公開された後では少々戦いにくいかもしれません。 ただ、2エネルギーの中打点アタッカーとして非常に扱いやすい部類だと思うので、ここから更にデッキレシピが変化しながら環境に残り続けるカードになると思います。
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