
今回は《アルセウスVSTAR》が出てから、常に環境に存在している"アルセウスVSTAR+ジュラルドンVMAX"の解説をしていきます。
《アルセウスVSTAR》のVSTARパワー「スターバース」やワザ「トリニティノヴァ」からの盤面形成が容易であり、そのおかげもあって盤面に出すポケモンを必要最小限に抑えられることがこのデッキの強さを支えている要因となります。
後攻時も《アルセウスV》のワザ「トリニティチャージ」から盤面を作っていくことも見込めます。
それに加えて、特殊エネルギーの付いたポケモンからのワザのダメージを受けなくなる特性「まてんろう」を持った《ジュラルドンVMAX》の防御力、HP330の耐久力を活かしていくデッキとなります。
後半必要なくなりがちな《ダブルターボエネルギー》も《すごいキズぐすり》の回復に変換できることから、無駄となりづらいです。
"アルセウスVSTAR+ジュラルドンVMAX"というデッキは、1つ1つのアクションはシンプルながらも、それらが嚙み合っており、強力なデッキとなっています。
特殊エネルギーを軸にしている"ルギアVSTAR"や中打点を攻撃のベースとしている"ロストバレット"に対しては有利な展開になりがちです。
最速で後攻1ターン目からポケモンVを倒してくるような"ミュウVMAX"や、基本エネルギーを軸にしながらも《ジュラルドンVMAX》を一撃で倒してくるような"キュレムVMAX"のデッキに対しては不利な展開になりがちです。
"アルセウスVSTAR"+"ジュラルドンVMAX"というデッキは採用カードの選択肢が豊富であり、環境の変化や使用者の好みに応じて、様々なカスタマイズがされやすいデッキの1つです。
今回は現状のトレンドなども加味しつつ、解説していきます。
《Aイベルタル》のワザ「アメイジングデス」や《ギラティナVSTAR》のVSTARパワー「スターレクイエム」などの《ジュラルドンVMAX》を確定できぜつさせる効果を防ぐための1枚。
《ジュラルドンVMAX》×《ビッグパラソル》が出来上がるとかなり突破されづらい状態になるため、これが完成するかどうかが対"ルギアVSTAR"戦のカギとなってきますね。
現状は効果できぜつさせるポケモンのケアが出来る《ビッグパラソル》を優先したいところ。
ワザ「どはつてん」を使えるようになるポケモンのどうぐ。
《ジュラルドンVMAX》に付けるエネルギーが追い付かなくなる展開を少し緩和できる点が評価ポイント。
採用されたリストが海外大会で結果を残してから市民権を得つつある1枚となっています。
《博士の研究》との選択になる1枚ですが、《すごいキズぐすり》やエネルギーのリソースを残しやすい点や後半に不要になりがちな《ハイパーボール》などをロストゾーンに送れるなどのメリットがあり、考察の余地があります。
"オリジンパルキアVSTAR"をはじめとする裏工作軸のデッキや"ミュウVMAX"の流行時には有効な1枚です。
いきなり《ジュラルドンVMAX》を場に出せる1枚で、《アルセウスVSTAR》のVSTARパワー「スターバース」から繋げやすい1枚。
特に進化前の《ジュラルドンV》を倒されて進化できないリスクを防げる点が優秀です。
《ジュラルドンVMAX》が倒せるポケモンの範囲を広げてくれる1枚。
スタジアムの枠でありながら、デッキの安定感に繋がる1枚。
特にICHIGEKIのサポートを採用しているタイプで採用されやすく、このカードとのシナジーで《ジュラルドンV》をICHIGEKIにするケースもあります。
《かがやくリザードン》や"レジギガス"のデッキに対して有効な1枚。相手の1枚採用のアタッカーなどに対して、強力に働きます。
自分のトラッシュにたねポケモンが送られずにロストゾーンに置かれることからも、相手の《やまびこホーン》のケアにもなっている点も無視できないポイント。
《ジュラルドンVMAX》の回復に繋がるスタジアム。
中打点を刻むタイプのデッキはこのスタジアムを無視しづらく、相手に貼り返されることなく番が返ってくるとリターンが大きい。
エネルギーのリソースに不安がある場合に採用を考えたい1枚。
特にボール系統のグッズのコストに困ったときや《博士の研究》の使用前に場に出せると有効。
今回は採用カードの変化に着目して、"アルセウスVSTAR+ジュラルドンVMAX"のデッキの解説をしていきました。
細かい採用カードの変化で都度環境に適応しているのが感じられたら幸いです。