今回は7月28日発売の拡張パック「黒炎の支配者」の注目カードを紹介していきます。
タイプ・HP・特性・ワザどれに着目しても強力で今後の環境の中心になっていくことは間違いなさそうです。
2進化を上手く使って戦っていく時代が到来した感じがしますね。
デッキを作るうえでの課題となる点は、序盤の火力がそこまで高くないことなのでそこをどう解決するかがポイントになりそうです。候補としては《エンテイV》や《マフォクシーV》などたねポケモンのVを採用して戦うか、《アルセウスVSTAR》を採用して一貫してHPの高さを主張しながら戦うか、そのあたりになりそうな気がしています。 2位は新規exとなる《ピジョットex》。サポート的立ち位置としての採用になりますが今後よく見かけることになる1枚だと考えています。 特性「マッハサーチ」によって毎ターン好きなカードを持ってこれるようになることから、今後のポケモンカードにおけるピン刺しの採用価値が以前の環境に比べて相対的に上昇したと考えられます。
3位は新規スタジアムから《タウンデパート》。スタジアムからポケモンのどうぐにアクセスできるという新しい効果を持っています。 既存のデッキタイプで《頂への雪道》への対策が主な採用理由でデッキに入っていたスタジアム枠の新たな可能性になります。 特に《森の封印石》にアクセスできるデッキタイプであれば、初動のカードとして考えることもできるようになるため非常に強力な1枚ではないでしょうか。 今パックのパッケージとなっていてポケモンとしての人気も非常に高いリザードンですが、今回の《リザードンex》はテキストも目を見張るものとなっています。 まずは特性からで、「れんごくしはい」は『このポケモンが手札から進化した際に山札の基本炎エネルギーを3枚まで自分のポケモンに好きなようにつけられる』というものです。
これによりデッキ構築の段階でエネルギーにスロットをあまり割かなくてもよい構築にできるため、空いたスペースを安定性に大きく振ることができます。
ワザの方の「バーニングダーク」は素点180ダメージから相手の取ったサイドの枚数×30ダメージ増えていくというテキストで単純に強いなと感じました。また、テラスタルポケモンということでベンチにいる際に技のダメージを受けないというのも強力な点です。
HP330のポケモンが進化さえすれば攻撃できるというのがとても魅力的なポケモンとなっています。
2位は《ピジョットex》です。特性「マッハサーチ」は過去のピジョットが持っていた強力な特性のリメイクとなっています。 自分の番に山札から好きなカードを1枚サーチすることができる特性なので、立てることさえできればその後のゲームを安定して進めることができます。
使うサポートの幅が広がったり、リカバリーするカードをサーチ出来たりとプランが取りやすいポケモンと言えるでしょう。
また進化前の《ポッポ》が「なかまをよぶ」を持っているので、序盤の安定性も最低限保障されておりゲームを通して及第点の動きが得られると考えられます。 3位は《ポケモンリーグ本部》です。このスタジアムは主にロストバレットに対して非常に有効なカードとなっています。 今までは最後に《ナンジャモ》や《ツツジ》から後続を引かれないことを祈っていたデッキが多くあったと思いますが、そこにエネルギーコストを重くするというハードルを加えることでゲームの捲えう展開がかなり上がったと思います。 このカードのリリースがロストバレットが苦手なデッキに追い風となると可能性があります。
さすがパッケージのポケモンなだけあって高いスペックしてると思います。
2進化かつ《ラルトス》、《キルリア》のように進化前に優秀なポケモンがいるわけではないので着地させるのに手間はかかりますが、出せたときのリターンはかなり大きいです。 特性「れんごくしはい」は山札から基本エネルギーを3枚、しかも好きなところに付けられる特性で、他のエネ加速ギミックと比較しても優れた性能をしてます。
ワザ「バーニングダーク」も序盤はあまり強くはないですが、終盤にはVSTAR程度だったら倒せるくらいの火力が出せます。
悪タイプということで《サーナイトex》をいつでも倒せる上に弱点もマイナーな草タイプということで、思っている以上に倒されづらいポケモンだと思います。 どうやって2進化ポケモンをうまく立てるか、構築の技術が問われる1枚でもあると思います。
《リザードンex》がハイカロリーの全部盛りみたいなテキストしてるのに比べるとめちゃくちゃ質素に感じますね。 進化デッキなど、たくさんカードを消費する必要があるデッキには重宝しそうな1枚だと思います。
ただ、どうしてもHPの低さはネックになりそうです。
ロスト相手には《あなぬけのヒモ》で避けられる→しょうがないから返しのターンでアタッカー動かす→残った《ピィ》となんかが《ヤミラミ》の「ロストマイン」で2枚取りされる、みたいな流れも想像できます。 《ピィ》で1枚取られても大丈夫な盤面の作り方を意識するのがよさそうです。 こいつがゲームでも一度手持ちに戻るとフォルムチェンジするって仕様なんですけど、《ナミイルカ》のワザでそれが再現されてて面白いなと思いました。 非ルールかつHPがそこそこあり、ベンチ狙撃から高打点ワザまで持っているなかなかやるやつです。
ロスト相手に進化前が狙われる、ということも他の進化ポケモンに比べたら少なく、水タイプなこともあってトレーナーズ周辺は充実してるので結構デッキになりそうな気がしてます。
SVの中でも好きなポケモンなので組んでみようかな。