RushProsによる拡張パック「ワイルドフォース&サイバージャッジ」カードレビュー!

サイバージャッジワイルドフォースレビュー


今回は10月27日発売の拡張パック「ワイルドフォース&サイバージャッジ」の注目カードを紹介していきます。

それでは早速見ていきましょう!





とーしん選手のTOP3


1位《プライムキャッチャー》



1位は新規ロジックのACESPECとなる《プライムキャッチャー》
《ポケモンいれかえ》《ボスの指令》を1枚に内蔵したグッズであり、ACESPECに迷ったらとりあえずこれ、といえるくらいには汎用性の高いACESPECとなっています。

なかでも《パオジアンex》《トドロクツキex》のような《クロススイッチャー》《キャンセルコロン》《かがやくゲッコウガ》の「げっこうしゅりけん」を使っていたデッキタイプは、このカードを新たに手に入れたことは大きく変わってくることと思います。

デッキに1枚しか入っていないカードなので大きくプレイ感が変わることはありませんが、《カイ》《ピジョットex》のような単体でのサーチカードすべてに能動的ベンチ干渉が付いたと考えるといいと思います。

2位《タケルライコex》



2位はワイルドフォース収録の新規exから《タケルライコex》

序盤から積極的にデッキを回しながら毎ターン《オーリム博士の気迫》を使っていくような構築にすることで、280~350ダメージといった正面がどんなポケモンであっても突破することのできる打点を簡単に作り出すことができます。

特に中終盤は《スナノケガワex》の特性によって盤面にたくさんのエネルギーを供給できることもあり、そこまでシビアなプレイ要求もありません。
スターターデッキ収録の《コライドンex》に序盤を任せて、終盤のフィニッシャーとして運用していくのが現状のカードプールで考える形では強いと感じています。

3位《ミストエネルギー》



3位は新規収録となる特殊エネルギーの《ミストエネルギー》
現状のカードプールにおいて「効果を受けない」ということは《ギラティナVSTAR》の「スターレクイエム」や《トドロクツキex》の「くるいえぐる」のような気絶効果を受けないという点で非常に大きな意味合いを持ちます。

「ロストインパクト」の280ダメージを受けることのできるようなデッキタイプで主に採用が見込まれるかと思います。具体的には《リザードンex》《ルギアVSTAR》のようなデッキタイプですね。

《リザードンex》では《ピジョットex》の「マッハサーチ」、《ルギアVSTAR》では《アーケオス》の「プライマルターボ」のように、デッキから持ってくることができるため採用枚数は1~2枚でも充分に活躍を見込めるカードかなと思います。


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1位《なかよしポフィン》



1位は《なかよしポフィン》です。今までの《バトルVIPパス》に変わるような立ち位置のグッズで、HP70以下のたねポケモンを2匹までベンチに出すことができます。

《バトルVIPパス》と違いHPに制限があるためポケモンVやポケモンexを出すことはできなくなっていますが、その代わりに1ターン目のみという制限はなくなっていることでどのターンに引いても使うことが出来るようになりました。
そのため、ゲーム最後の山札圧縮の際に《バトルVIPパス》と違い手札にあった場合でも消化しておくことができるようになってます。

非ルールポケモンや進化ポケモンがメインとなる既存のデッキは《バトルVIPパス》《なかよしポフィン》に差し替えてデッキを作り始めてもいいかもしれません。

2位《ビワ》



2位は《ビワ》です。このサポートは相手の手札を見て、その中にあるグッズを2枚までトラッシュすることができるというハンデス系統のカードとなっています。

前環境から引き続きグッズの採用枚数が多いと思われる今後の環境では非常に強力なサポートと言えるでしょう。
2進化デッキの《ふしぎなアメ》であったり、ロストを軸にしたデッキの《ミラージュゲート》や入れ替え系のカードをトラッシュすることができるので、このカードの登場によりコントロールデッキはかなりの強化をもらったと考えています。

また、コントロールデッキだけでなく《ピジョットex》が元から採用されているデッキはタイミングを見て使うことが可能であるため、余裕があればケアしていきたいカードですね。

3位《プライムキャッチャー》



このカードは久しぶりに追加された「ACE SPEC」のカードで、デッキに1枚しか採用することができない代わりに強力な効果を持ったカードとなっています。

《プライムキャッチャー》は相手ベンチポケモンをバトル場に呼び出し、その後自分のベンチポケモンをバトル場に出すことができます。SM期の《グズマ》をグッズで行うことができるため、中終盤に《ナンジャモ》《ツツジ》といった手札への干渉効果を持つカードと合わせて一気にゲームを捲りに行くことができます。


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ワイルドフォース


1位《なかよしポフィン》



このカードが与える影響がデカすぎるため1位にしました。

《バトルVIPパス》がスタン落ちするタイミングで現れたサーチ系カードの救世主です。

個人的には、《バトルVIPパス》の1ターン目のみ使用できる効果は引いた側・引けなかった側で展開に大きな差が生じることが多くあまり好きじゃなかったので、いつでも使える効果になったのは嬉しいですね。

あと最近のパックではパラドックスポケモンの収録が多いのもあり、目玉のポケモンがたねであることが多いです。
そんな中で《なかよしポフィン》は進化デッキ推しな効果を持っているのもバランスが取れていていいんじゃないかなと思います。

2位《マキシマムベルト》



今回から復活するギミック、「ACE SPEC」の目玉から1枚選びました。
ポケモンexへの打点を50アップするカードです。

特に、新弾発売後も活躍が約束されている《リザードンex》を中心とする攻防においてかなり影響を及ぼしそうです。

まず《リザードンex》《マキシマムベルト》を使用する場合のことを考えてみます。
《パオジアンex》《テツノカイナex》などのたねexはサイドを先に取得しなければ《リザードンex》に倒されることはありませんでしたが、このカードがつけば2ターン目に倒される可能性を考慮しなければならなくなりました。
《リザードンex》ミラーでもサイドを2枚取得したタイミングで《ピジョットex》が圏内に入ったりと、今までの常識がこのカード1枚で通用しなくなります。

また、《リザードンex》を倒すためにも有用なカードです。
たとえば《ギラティナVSTAR》の「ロストインパクト」で《リザードンex》を一撃で倒せるようになったりしました。

ポケモンexへの打点を増やせる貴重なカードということで活躍の機会は多いんじゃないかと思います。

3位《ハバタクカミ》



《緊急ボード》と迷いましたが、トレーナーズばっかりになってしまうためポケモンから選びました。
特性「あんやのはばたき」が優秀で、特に《キュワワー》軸のロスト系のデッキには強烈な対策カードになりそうです。

《あなぬけのヒモ》がスタン落ちしたのもあってどかすのに結構手間がかかります。
あとワザに色拘束がないのも、どのデッキにも入る余地があって良いポイントだと思います。

サイバージャッジ


1位《プライムキャッチャー》



流石に効果が強すぎるため1位とさせていただきました。

同じ効果のカードとして過去に《クロススイッチャー》《グズマ》がありましたが、2枚同時使用だったりサポートだったりの効果をグッズ1枚で行えると思えばどれだけ強いのかよく分かりますね。

《カイ》とか《ペパー》みたいなグッズをサーチする効果を持つサポートが《ボスの指令》の代わりになり、後半に使う価値もこのカード1枚で上がった気がします。
ベンチを呼び出すアクションは基本どのデッキにおいても強い動きとされているので、今後登場するACE SPECはまずこのカードと比較検討されることになるでしょう。

で、迷ったら《プライムキャッチャー》が採用されそうです。

令和の《パソコン通信》の風格すら感じられる強すぎる1枚でした。

2位《暗号マニアの解読》



好きなカードを2枚トップに持ってこれるカードです。
《プライムキャッチャー》の項で《カイ》とか《ペパー》の価値が上がったと説明しましたが、《暗号マニアの解読》も同じようにACE SPECの存在によって価値が高まるカードだと思います。

主にサポート以外の効果でドローに繋がるカードと相性がいいです。
《キルリア》の「リファイン」や《かがやくゲッコウガ》の「かくしふだ」、《ビーダル》の「はたらくまえば」などで欲しいカードを引けるようになりました。
あとグッズをトップに置いておけば《ポケストップ》で実質確定サーチになります。

《ゼグレイブ》のデッキに採用して《プライムキャッチャー》《キャンセルコロン》をサーチして《ポケストップ》《かがやくゲッコウガ》でドロー、《マナフィ》を無視して「げっこうしゅりけん」みたいな簡易コンボも可能です。

3位《テツノイサハex》



今回トレーナーズが強すぎて油断すると全てトレーナーズで埋まってしまいそうですが、ポケモンからも1枚ずつ選ぶことにしました。
特性「ラピッドバーニア」で準備いらずの緊急出動ができるのが強みです。

注目すべきは《リザードンex》の弱点をついて一撃で倒せる点だと思います。
同じ弾で収録された《ミストエネルギー》によって、《ギラティナVSTAR》の「スターレクイエム」や《トドロクツキex》の「くるいえぐる」、《ワザマシン デヴォリューション》などの対策が効かなくなる可能性が出てきたので、《リザードンex》を問答無用で倒せる点においてかなり価値があると言えます。

例えば《ギラティナVSTAR》のデッキに採用すれば、《ギラティナV》が並べられずに場から枯渇してしまった場合でも、油断している相手の《リザードンex》《ミラージュゲート》からの起動で倒すことができます。



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