解説記事 | あむ | V-UNION考察


8月20日に発売する新しいテーマ。4枚1組で戦うV-UNIONが先日発表されました。

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今までポケモンカードになかった豪快なシステムで面白そうな反面、デメリットやルールの拘束が強く使いにくい部分があり、現段階では評価が難しいカードといった感想です。
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■V-UNIONのルールについて


まずはV-UNIONに関するルールを見てみましょう。
①ポケモンVではあるが、たねポケモンでも進化ポケモンでもない
②トラッシュにある4種類のカードを組み合わせて1匹のポケモンとしてベンチに出す
③4種類のカードは同名カード扱いなため、デッキには1枚ずつしか入れられない
④対戦中1回だけしか場に出すことが出来ない
⑤相手に取られるサイドは3枚

■V-UNION考察


まず①に関しては、《クイックボール》などの対象にならない点が使いにくそうです。ポケモンVではあるので《冒険家の発見》などの対象になるのが救い。
今後「ポケモンVをサーチするグッズ」や以前の《フーパEX》のようなカードが出てくればサーチがしやすくなるため期待です。
②に関しても同じく今後のカードに期待といった所。
現状《バーネット博士》という自分の山札から好きなカードを2枚トラッシュするカードが発表されましたが、サポートであることと4枚まで足りないことを考えるとまだまだ不十分だと思います。

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また、このテーマにおいて現状最も厳しそうなのが③と⑤になります。
4種類のカードが同名カードということで、デッキに1枚ずつしか入れられずサイド落ちのリスクを常にまといます。
現状《シャクヤ》はありますが、以前の《グラジオ》と違って確定でサイドから救える訳ではないので、こちらは今後サポートするカードが出なければデッキのメイン軸として扱うのはかなり厳しい印象です。

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⑤のサイドに関してVMAXやTAG TEAM GXと取られる枚数が同じだと考えると、カードパワーが低く感じてしまいます。
特に耐久面が問題で、《ミュウツーV-UNION》はHP310の悪弱点、《ゲッコウガV-UNION》はHP300の雷弱点、《ザシアンV-UNION》はHP320の炎弱点と、どれもVMAXよりスペックが低く出すためのハードルに対して見合っていないと考えています。

■注目V-UNION


現状のカードプールだけでは少し厳しいとは思いますが、今回発表された3種類のうち最も注目しているのは《ザシアンV-UNION》です。

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強力なワザは3エネの「けんおうのまい」150ダメージで次の相手の番このワザを受けたポケモンが使うワザのダメージは「-150」されるというものと、4エネで3エネトラッシュ340ダメージの「マスターブレード」。
サポートするために《ドータクン》《メタルソーサー》もありですが、個人的に組むのであれば《カビゴン》と合わせたデッキタイプは面白そうです。
以前CL横浜でとーしん選手が使用した《カビゴン》《セキタンザンVMAX》のようなイメージで、《カビゴン》《ルカリオ&メルメタルGX》《ザシアンV-UNION》を軸としたデッキ。
序盤は《カビゴン》の特性で必要なパーツを集め《ザシアンV-UNION》を出す準備を行い、《ルカリオ&メルメタルGX》のGXワザ「フルメタルウォール」などで耐久しつつ、中盤以降《ザシアンV-UNION》のワザ「けんおうのまい」で150ダメージ&ダメージ軽減や《マオ&スイレン》などで回復しながら戦うデッキが現状のカードプールで考えるなら良いデッキになりそうです。

■まとめ


現状のカードプールではまだまだ不安が残るテーマですが、今後の収録カードや新たなV-UNIONの登場で考え方も変わってくると思います。
発売は8月20日とまだ先ですが、新たなテーマはやはりワクワクするので発売が楽しみですね。

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