
まもなくアナハイムで「ポケモンワールドチャンピオンシップス2025(以下WCS)」が開催されます。
アナハイムは2017年にもWCSが開催されたところでもあり、筆者であるガルシアが初めて選手としてWCSに参加した思い出の地です。
選手として出場することは叶いませんでしたが、今年は現地に観戦しに行く予定です!楽しみです!
今回は、WCS2025における注目デッキをいくつか紹介していきます。
この記事を読めば、WCSをより楽しむことができます!

WCSでは、国内のスタンダードとは使用できるカードに違いがあります。
国内で言うと、『ブラックボルト』『ホワイトフレア』までのカードが使用可能です。
BO3とは、最大3試合を行い、先に2勝したプレイヤーが勝利するマッチ戦形式のことです。
BO1だとサポ事故などによって一瞬で終わってしまうこともありますが、BO3では複数回対戦できることで運要素が薄まり、実力差が出やすいと言われています。
実際、海外大会では毎回のように上位に入賞している強豪プレイヤーがたくさん。
プレイヤーとしての腕を試す場としては、この上ないフォーマットと言えるでしょう。
また、1戦目で得た知見をすぐに活かせるのがBO3の良いところです。
「相手のエーススペックが分かったから、それをケアした戦い方をしよう」、「意外とアグレッシブなプレイをしてくることが分かったから、それに対応できる盤面を作ろう」みたいな修正をひとつのマッチの中で行うことができます。
進化デッキには《タケルライコ》の「らくらいあらし」を使って展開を遅らせたり、戦術の幅も広いです。 今環境にいるデッキの中でもサイドの進行速度はトップレベルで、基本的にサイド先行を保って勝つことがほとんどです。
《ヨルノズク》採用型と不採用型の2パターンがあり、不採用型はJCSで優勝しています。 ターン数がかかるデッキでもあるので、オーロンゲを使用する場合BO3では時間配分に注意が必要です。

特性によって生成したダメカンを《マシマシラ》の特性「アドレナブレイン」で返したり、《フワンテ》や《サケブシッポ》のワザに活用したりして展開を有利に進めていきます。特殊な特性をメインギミックとしているテクニカルなデッキです。 その都合、他のデッキに比べて細かいテクニックが多く、使い慣れている人とそうでない人で差が開きやすいデッキかもしれません。
不採用タイプのサーナイトについてはれーみんの配信。
でそれぞれ解説されています。トレカキャンププロありがとう。
《サーフゴーex》の特性によって手札を増やし、手札のエネルギーを大量にトラッシュして大打点を狙います。大量ドロー&高火力で戦う派手なデッキです。 殴り出しも比較的早く、進化デッキには強く出やすいです。
JCSでははわさんが《ボスの指令》4枚採用のリストで10位入賞しています。 進化前の《ドロンチ》の特性「ていさつしれい」によるドローが強力で、進化ラインひとつで動きが完結しています。 ベンチへダメージを割り振れるワザの効果はとても強力で、相手のやりたいことをやらせずに勝つ戦い方が得意です。
特性「カースドボム」の《ヨノワール》ラインを採用するタイプとしないタイプの2パターンがあります。 どちらも強力ですが、海外環境ではNAICでTord選手が3位になったボム不採用タイプの方に注目が集まっていそうです。
「バーニングダーク」は相手にサイドを取られるほど火力が上がるワザなので、必然的に相手にサイドを取らせてあげてからの方が動きやすいデッキです。
サイドを取らずにダメージを蓄積させられる《マシマシラ》系のデッキは苦手ですが、「マッハサーチ」を上手に使って戦うことはできます。 今年シニアでICを全制覇したGabriel Fernandez選手がNAICで使用して話題になっていました。
今回取り上げたデッキ以外にも、【ヒビキのバクフーン】や【リキキリンex】など活躍が期待できるデッキは多数あります。
どんなデッキが勝ち上がってくるのか予想しながら観戦するのも、楽しみの一つです。
みんなでお気に入りのデッキや日本の選手を応援しましょう!