チャンピオンズリーグ横浜の結果から考える「今」と「これから」


あむ環境分析横浜
今回は先日行われたチャンピオンズリーグ横浜について振り返っていきます。

残念ながら今回自分は出場することが出来ませんでしたが、もし出場していれば《パルキアVSTAR》を使用していたと思います。
今回の記事では、CL横浜においての勝ち組デッキや注目ポイント、そしてこれからの環境について書いていきます。


CL横浜結果を振り返って


まずはトップ4から。


優勝は「ロストギラティナ」、準優勝は「ロストバレット」(※以降LTB)そしてベスト4に《パルキアVSTAR》が並ぶ形となりました。《パルキアVSTAR》は登場時から高い評価を保っているにも関わらず、未だにマスターリーグでの優勝はなく《アルセウス&ディアルガ&パルキアGX》のように無冠の帝王となってしまうのでしょうか。今後に注目です。

今後の環境予想やCLに向けて大事なデッキ分布情報は3つ。
「Day1デッキ分布」「ベスト64ラインの分布」「12-2(※決勝トナメライン)以上の分布」です。

・Day1デッキ分布(※公式配信より)

グラフ③

・ベスト17(12勝2敗ライン)分布(※公式配信+17位より)

グラフ②

・ベスト64の分布

グラフ①

各分布から気になるポイント


①全体シェア率の変化
③LTBの躍進

①全体シェア率の変化



CL横浜前に執筆した自分の記事からの引用となりますが、CL2週間前の頃は以下のような分布となっていました。

あむシェアグラフ

しかし次第に《パルキアVSTAR》が数を減らし、《ギラティナVSTAR》が増えるような流れがあった結果、CL横浜Day1では5%もの差を付けて《ギラティナVSTAR》がトップシェアに。
要因としてはいくつか考えられますが、主な要因としてはチャンピオンズリーグで《パルキアVSTAR》ミラーを避ける選択をしたプレイヤーが多かったことと、《ギラティナVSTAR》の爆発力と対応力が魅力的な選択だったことだと思います。

その他のデッキについてですが、《レジギガス》《ヒスイゾロアーク》は話題になりすぎてメタ対象となったことが率を多少下げた要因ではありそうです。その代わり数を増やしたのは《ミュウVMAX》と「LTB」

特に「LTB」については後述しますが、今回のチャンピオンズリーグの勝ち組デッキだったと言えるでしょう。

②《パルキアVSTAR》と《ギラティナVSTAR》に関して



《パルキアVSTAR》はシェア率としては数を減らしたものの、Top64とTop17の分布を見ると勝ち組デッキだと評価して問題ないと考えています。

今回のCL環境における《パルキアVSTAR》《ギラティナVSTAR》に対するプランをちゃんと持っているかどうかが鍵になっていたと思います。基本的に《ギラティナVSTAR》が理想通りの展開をしてしまうと基礎打点の違いから《ギラティナVSTAR》側に軍配が上がります。


それに対して《マリィ》《ツツジ》《頂への雪道》《大きなおまもり》といったカードで対策したり、《ダンデ》《ガラルジグザグマ》などでHP280ラインを一撃で倒すプランを持っていたりするプランニングは大事。

これらの対策をしていたとしても、《ギラティナVSTAR》に対して有利と言えるほどのマッチアップにはなりませんが、Day2シェア率を考えると1回当たるかどうかレベルのものなので、今後《ギラティナVSTAR》への対策プランをどの程度採用するかは検討事項になりそうです。

逆に《ギラティナVSTAR》側としてはDay1の9回戦をあまり抜けることが出来ませんでした。
280という打点の魅力と、後手でも強いデッキとして評価は高いですが、安定性の部分では他のデッキに劣ったようです。


Day2に残ったレシピを見ていると、《ヤレユータン》による《マリィ》ケアや、《ツツジ》の多投などサポート配分が多めなど、ある程度の対策をしているリストが多かったです。
特に《ギラティナVSTAR》《ギラティナV》の採用枚数は3-3や3-2,2-2といったリストも以前は多かったですが、4-4採用のデッキがいくつか見られたのも注目ポイントです。

王道の《ギラティナVSTAR》プランをしっかり通すため4-4採用するのは安定性という面においては間違いなく有効なアプローチでしょう。

③LTBの躍進



LTBは全体のシェア率や前評判以上に圧倒的な結果を残しました。
《キュワワー》に序盤の展開を任せており、《アクロマの実験》にアクセス出来ないと上手くゲームプランを作れないため、そもそもの事故や《マリィ》《ツツジ》への対応が難しいという意見が多かったように思います。

実際に今回結果を残したLTBは、どれも今までのデフォルトとして考えられていたLTBの構築とは違ったものでした。



特に大会後は《カイオーガ》が話題になっていた印象ですが、デッキを掘りきって《エネルギーリサイクル》から250ダメージ×2という特大打点を与えるワザ「アクアストーム」は非常に強力。
一気にサイド4枚取ることが可能で、無理矢理序盤のサイドレースの遅れを取り戻したり、《ツツジ》をケアする必要なく勝利したり、とデッキコンセプトに非常に合致した良いカードです。

また、《いれかえカート》《やまびこホーン》の多投もデッキコンセプトとして理にかなっており、序盤の安定性を高めるだけでなく《ヤミラミ》のワザ「ロストマイン」の使用可能ターンを早めることでゲームプランが大きく広がり、《やまびこホーン》との相性も非常に良い。

どちらのアプローチもデッキコンセプトに非常に合致しており、見ていてとても気持ちの良いレシピが多かったです。
特に準優勝したクメガワ選手のLTBは完成度が高く、今後のスタンダードなレシピとして使用されることが多くなりそうですね。

参考 準優勝 LTB




LTBの対策


今後はLTBへの対策も重く見る必要が出てきそうです。
序盤の《キュワワー》を止めるという観点では《エンペルトV》《ガラルマタドガス》は良い選択ですが、LTBには《あなぬけのヒモ》が多く採用されているため、それらを対策として使用するのは厳しい所。


《クワガノンV》も後手1から《ウッウ》で攻撃されたり、《ギラティナV》の「アビスシーク」でロストと手札を整えられると対応しきれない問題があります。絶対勝ちたいなら《ヨクバリスVMAX》のような選択肢もありますが、他のデッキが悩みのタネ。と中々パッと思い付く対策札が通用しないため、今後も非常に強力なデッキになりそうです。


他に有効な対策としては、《崩れたスタジアム》を採用することで相手の《ヤミラミ》《カイオーガ》のプランを崩したり、《ロストシティ》《かがやくゲッコウガ》《かがやくリザードン》《カイオーガ》といったキーとなるポケモンをロストしていくことが考えられます。

とはいえこれらも確定で対策になり得るカードではないですし、LTBはデッキコンセプト上様々なアタッカーの採用が可能なので、今後もLTBの驚異は続きそうです。

最後に


次に環境が変わるのは10月21日発売の「パラダイムトリガー」。約1ヶ月あり、その間に現環境でシティリーグを行う可能性もありそうです。

まずはしっかりとチャンピオンズリーグ横浜について振り返り、次の環境に向けてまた頑張っていきましょう。それでは。

この記事の注目カード

キュワワー

詳細を見る

矢印
オリジンパルキアVSTAR

詳細を見る

矢印
レジギガス

詳細を見る

矢印

ポケカ激安通販 - カードラッシュ のご紹介

とにかく安い!業界最安を目指しています!

圧倒的な在庫の豊富さ!ほとんどのデッキがカードラッシュだけで組めます!

週替わりで相場よりも大幅に安いセール品をご用意しています!

カードラッシュの通販サイトを見に行く

矢印
カードラッシュ採用サイト