
本記事では、拡張パック「ロケット団の栄光」発売後の環境考察を寄稿します。
直近の大会結果や、私自身が現在のカードプールで遊んでみて感じたことをまとめつつ、新弾発売から現在までの変遷を追っていきます。
CL2025愛知を始めとする大会に参加予定の方の思考整理に役立てば幸いです。

発売以前のカードプールに最も大きな影響を与えたカードは、おそらく特性「しめりけ」を持つ《コダック》でしょう。(正確には「ロケット団の栄光」に収録はされていませんが。おかげでとんでもないことになりました) 「カースドボム」を失ったドラパルトは以前のようなサイドコントロール、《スボミー》のグッズロックを絡めた盤面破壊などが出来なくなってしまい、新弾発売後から数を減らすこととなりました。 しかし、スタジアムであるが故に狙った場面で使うことが難しく、相手に割り替えられてしまうリスクも高いため、現在はスタジアム枠の競争率も高いこともあり、発売前の評価と比べて《コダック》ほどの大きな影響は無かったような印象です。 また、その流れを受けて台頭してきたのがバチュルバレットと呼ばれるデッキタイプです。
たね主体のデッキであるが故に安定しており、使いやすいこともあってこちらも使用者が増えている印象です。
特性「パンクアップ」によるエネルギー供給の手軽さ、《マシマシラ》を無理なく採用できる点で《ドラパルトex》にも強いといったところから、CL2025宮城以降数を増やしています。また、《ユキメノコ》と《マシマシラ》の組み合わせがダメージ調整手段として非常に強力で、この2枚だけでもサイドを取り切れる力があります。 そして、私が現在本記事を寄稿している段階(CL約1週間前)での最新の情報となりますが、《リザードンex》の入賞が増え始めました。 その他に、以前から変わらず姿を見かけることの多いデッキとしては、
(最後の方になるにつれ、いつメン過ぎて適当になってしまいました。)
そしてそれら2デッキに対し有効打を持ち、動きも安定しているバチュルバレットは、本番に向けて更に数を増やすと予想します。
また、《コダック》の影響や、《サーナイトex》に不利とされていることから、《ドラパルトex》が大量発生することは考えにくいですが、あくまで上位の3デッキに比べて少ないという印象であり、「ファントムダイブ」だけでサイドを取り切ることも十分可能なため、完全無視とはいきません。 (そもそも《コダック》が出て来なければ「カースドボム」し放題) ちなみに、デッキ選択に迷った場合はバチュルバレットをオススメします。相手の少しのつまずきを否定できるのが「ごっつぁんプリファイ」であり、その再現度が高いというだけで一定の価値があります。
超ざっくりですが、「ロケット団の栄光」発売後から現在までの変遷を辿ってみました。
影響を与える新カードの枚数は少ないながらもしっかりと流行は移り変わっており、中でも一度姿を消したデッキが再び注目されていたりと、面白い発見がありました。
私は今回CL2025愛知には参加しませんが、参加される皆さんを応援しています。