ついに新環境でのチャンピオンズリーグが開催されるということで、個人的に注目しているデッキを紹介しつつ、ポイントを整理しながら話していきたいなと思います。
現在はピジョット型、ビーダル型に分かれていますが、どちらについても過去に記事を書いています。
新弾のワイルドフォース/サイバージャッジ発売&レギュ変更後のシティリーグにおいて圧倒的な入賞率を誇ったのが、この《リザードンex》デッキです。 自身で使用するならミラーマッチを、他のデッキを使用するにしてもこのデッキと向き合う覚悟は必ずしておく必要があると思います。
・《リザードンex》以外を非ex、Vのポケモンで埋められるので、取られるサイドのコントロールがしやすくミラーで有利に立ち回りやすいこと
・上記の理由から、新録された《マキシマムベルト》のケアをしやすいこと
・自身は《プライムキャッチャー》を強く使いやすい(中盤以降の《ペパー》でもベンチ干渉ができる)こと
・《暗号マニアの解読》で《ビーダル》の確定サーチができない弱点を補えるようになったこと
比較してどちらが強いということはなく、その性質は一長一短と言えます。
・毎ターン必要なカードを確実にサーチできるので、ゲームをコントロールしやすい
・《ロトムV》が採用しやすいので、1ターン目から強い動きができる ・サポートも特性もサーチ系のカードが多いので、手札が足りなくなりやすい
・常に手札枚数を確保でき、サーチ系のサポートを使用しやすい
回ったときのパワーはトップクラスなので、とりあえず動けば大丈夫という気持ちでポケモンをサーチするカードやデッキの回転に関係するカードを多めに入れています。
《リザードンex》との相性も悪くなく、順当に動けばどのデッキにも勝てるポテンシャルがあります。 どちらかというと毎ターン要求されるカードの多さが問題で、初動で並ばなかったりドローが噛み合わなかったりするとそのままズルズル負けていってしまいます。
《テツノカイナex》がプランに組み込まれることによってプレイの選択肢も多いのでCLで使用候補とするにはある程度慣れておく必要があると思います。 あと《マキシマムベルト》による副次的効果ですが、ポケモンVによるマークが薄くなっていてVSTARのHP280が相対的にかなりいい耐久値となっている感覚があります。 サンプルリストでは、苦手な青天井や強制きぜつ効果を持つデッキに対抗するためにリソースを削れる《ビワ》や、そもそも有効牌を戻させないための《ロストシティ》を採用しています。 その上でどのデッキにも《ジャッジマン》による高耐久押し付けなど太い勝ち筋を持っているため、CLまで準備期間がなかなか確保できない人にはオススメのデッキと言えると思います。 カードボックス福山店 シティリーグ 準優勝(2/12)
《トドロクツキex》と合わせて悪エネ中心で戦うタイプと非ex主体で構成して手数で戦うタイプの2種類が存在しています。 とにかくゴリゴリ山札を掘っていくので体験として楽しい&強くていいデッキだな〜と思ってます。
ドローサポートが特殊なので、序盤の安定感や相手の《ナンジャモ》耐性に少し不安がありますが、高耐久の非exポケモンがメインということもあってある程度逆転も狙えるデッキです。 《リザードンex》への回答が用意できるなら勝てるデッキはかなり多いのでCLで使用するのも検討できるデッキだと思います。 CL京都優勝リストのカイオーガ抜き→速度と安定感を補強したみたいなデッキです。
《プライムキャッチャー》が追加されたことにより、2種のキャッチャーと《ヤミラミ》の「ロストマイン」でのベンチへの干渉能力がかなり高く、相手に好きなように動かれる前に潰し切る動きが可能になっています。 相手視点だと《ロストスイーパー》で剥がした場合はロストの枚数増加に貢献することになるのでとても厄介です。 シティリーグでは他のデッキに比べるとあまり活躍している印象はありませんが、現環境ではかなりいい位置にいる感覚があります。
ただ《パオジアンex》の項で述べたことと同じようにプランが多岐に渡り、かつリソースを管理することが重要なデッキなのでCLで使用する上ではある程度慣れておく必要があると思います。 シティリーグで使うことも少し検討しましたが、慣れてなさすぎたので間に合わないと判断してやめました。
後ろの2デッキはほぼ大会での使用経験がなく、3週間でCLを勝てるレベルになるほど間に合わせる余裕もないと判断したためシティリーグまでの期間のほとんどの時間を捧げた《リザードンex》を使用するという判断です。 ・ドローの偏りがない分、有利な展開を作れたらリードを保ちやすいこと
・《ロトムV》採用によって初動に取れる行動の幅が少し広いこと
とにかく《ビーダル》が複数いる状態で残りサイド2ずつの非ex盤面を作られるとかなり負け濃厚なので、それを回避するためにこれらのカードの採用を考えています。 ・シティリーグの結果を見るにスイスドローの後半戦はリザードンのミラーマッチが頻発すると予想できること
《ビッパ》がサイドに1枚落ちた場合、ベンチにいる《ビッパ》をたおされるだけでこちらの行動の幅がとても狭まってしまうからそのケアです。 ※逆にミラーで相手が《ビッパ》を1体しか置いてこなかった場合は積極的にそこを狙うと有効に働くことが多いです。 要するに、個人的な予想ではDay2はリザードンばっかりの予想なのと対戦回数が少ないので多少安定を削ってでもミラー対策に枠を使いたいという意識です。
この辺の細かい内容はDay1当日の様子でも変わってくると思います。
・ロスト系のデッキがかなり少なそうだったら《ジラーチ》抜いていいかも あと、Day1で使用予定のピジョット型でミラーに結構勝てそうだったらそのまま突撃することもあると思います。