今回は10月27日発売の拡張パック「古代の咆哮&未来の一閃」の注目カードを紹介していきます。
ワザ「ごっつあんプリファイ」のエネ拘束の薄さから様々なデッキに採用されることが考えられます。
実際にデッキに採用するということよりも、このカードからの勝ち筋が存在することを相手として考えておく、ということが今後のポケモンカードで大切になると思います。
デッキ圧縮という観点からも、引くために余分に採用していた部分のエネルギーをこのカードに変更することで、デッキの回転率が上がります。
現在のポケモンカードでは相手のベンチポケモンを呼び出す行為は基本的にサポートの権利を使って行うものでしたが、このカードの登場によってサポート権を使わずにベンチを呼び出すことが可能になるので、優勢であれば今まで以上にしっかりと盤面を完成させる必要があり、劣勢であればこのカードと合わせて手札干渉や盤面制限のカードを合わせていくといったプレイ方針になっていくと思います。
さらにベンチへの攻撃ができるデッキタイプだと+αでこのカードの評価が高まると考えられます。
1位は《大地の器》です。このカードは今回から新しく追加される古代カードの1枚で、手札を1枚トラッシュすることによって山札から基本エネルギーを2枚まで手札に加えられるカードです。 テキストはいたってシンプルですが非常に重宝されるであろうカードだと考えています。
このカードはSMシリーズからの再録カードで、自分のサイド枚数が相手より多いときのみ使え、相手ベンチポケモンを呼び出すことができるというとてもが逆転要素が詰まっている効果になっています。
また最近流行りとなっているカビゴンLOにも追い風となるカードです。ゲームスピード自体はどんどん速くなってきてますが、その中でも捲っていく手段が追加されたという感じになります。
今回収録されているメインポケモンの中の1枚で未来タイプとなっています。
《テツノカイナex》の下技「ごっつあんプリファイ」が非常に話題となっていて、4エネ要求と少しコストが重い代わりに120ダメージ出しつつ、この技で相手ポケモンをきぜつさせた場合サイドを1枚多くとるという効果を持っています。 これはSMシリーズの時に存在した「オルタージェネシスGX」の追加効果と同じとなっていてかなり強力と言えるでしょう。ロストバレットやサーナイトといったHPの低いポケモンが採用されているデッキに対して一気にゲームの主導権を持っていくことができる技になっているので、このカードの登場でどのように環境が動いていくかが楽しみです。
まさかの再録カードがランクインですが、今回の追加カードの中でもっとも環境に影響を与えるんじゃないかと予想して1位とさせていただきました。
サイドが負けている時にしか使えないとはいえ、《ボスの指令》と同等の効果を持つとんでもないカードです。 以前発信した内容ですが、サイドをリードしているときでも今までは「手札干渉」と「ベンチ呼び出し」が同時に飛んでくることは基本なかったんです。
サイドをリードしている時、今まで以上にケアしないといけないことが増えてしまうわけですね。
ダメカンをばら撒いて一気にサイドを取得するデッキや、非ルール中心で相手にサイドを刻ませるデッキが強化されると踏んでます。戦略の幅を広げてくれるナイスカードですね。
特に最近はサーナイトやロスト系デッキなど、低HPのポケモン中心で構成されているデッキが猛威を奮っているので《テツノカイナex》の登場によってこのあたりのパワーバランスも変わってくるんじゃないか?と思ってます。 ただどう組むのか・誰と組み合わせるのかがとても難しいカードでもあると思いました。
エネルギーの色拘束も緩めなので、拡張性もバツグンです。
ただ何と合わせても「これテツノカイナ抜いたほうがデッキとして綺麗じゃね?」みたいな感想になってしまう。
ネガティブな感想も言ってしまいましたが、環境を変えうる1枚だと思います。要チェック!
事前発表がなく、カードリスト公開と同時に確認できたカードのうちの1枚です。
サイズもテキストも大したことなく地味なカードですが、思ってた8倍くらい強かったです。
ベンチの低HPポケモンを後攻1ターン目から倒したりできます。
あと逃げ0だから「タキオンビット」に繋げやすかったり、純粋に壁としても優秀だったりします。