RushProsによる拡張パック「超電ブレイカー」カードレビュー!


ちょうでんぶれいかー1018


今回は10月18日発売の拡張パック「超電ブレイカー」の注目カードを紹介していきます。

それでは早速見ていきましょう!




とーしん選手のTOP3


1位《サザンドラex》



1位は新規のポケモンexとなる《サザンドラex》。HP330の2進化ポケモンexで、ワザ「クラッシュヘッズ」で相手の山札を3枚トラッシュしていくことができる点が特に優秀です。

HPが330あり、多くのマッチアップで相手の攻撃を1回耐えることができるので1体で相手の山札を6枚トラッシュすることができます。
相手のリソースを大きく奪うことができるため、後続が続かずに倒し切って勝ちという展開を多く迎えることができそうなカードです。

また、状況に応じてワザ「オブシディアン」が使えるような構築になっていると、200ダメージ与えたバトル場のポケモンを倒すタイミングで後続の進化前を同時に落として盤面を崩すというような選択が取れるのも強力な点であると考えられそうです。

2位《グラビティーマウンテン》



2位は新規のスタジアムから《グラビティーマウンテン》。出した瞬間から効果を享受できるタイプのスタジアムなので、使用感はかなりいいものになりそうです。

2進化exポケモンのHPラインを300以下に引き下げることができるカードであり、いままで320や330に少し届かなかったデッキ達がこのカードの採用で要求を満たすことができるようになります。

また、既存の2進化exデッキである【リザードンex】や【ドラパルトex】といったデッキに採用される可能性も充分にあり、汎用性の高さも光るカードです。

3位《トリトドン》



3位は1進化ポケモンから《トリトドン》。バトル場ベンチ関係なく場にいるだけでベンチの2進化ポケモンの特性をすべてストップさせる強力なカードです。

現環境で流行っているカードを考えるとその効果範囲は非常に多岐にわたり、《リザードンex》《ピジョットex》《ヨノワール》《アーケオス》《サーナイトex》《セグレイブ》あたりのポケモン達がベンチで特性を使えなくなります。

このカードと《グラビティーマウンテン》の登場によって《リザードンex》をはじめとした2進化ex中心のメタゲーム構成が大きく変わっていくことになりそうです。大きな影響を受けていない【タケルライコex】から中心に考えていくことになりそうですね。

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1位《ピカチュウex》



パッケージにもなっている目玉ポケモンです。
最大の特徴は特性「がんばりハート」で、ACE SPECの《サバイブギプス》を内蔵しているとも言える性能を持っています。

テラスタルを持つたねポケモンなので、《ゼロの大空洞》《ヨルノズク》などテラスタルシナジーを持つ効果のカードを強く使いやすいです。
なんでも1発は攻撃を耐えてくれるたねのテラスタルポケモンとしてワザを打たなくても仕事ができる点で優秀です。

後述する《レアコイル》と合わせて攻撃する使い方ももちろんですが、特性を活かしたコントロール的な運用もできるかもしれません。

2位《レアコイル》



特性「かじょうほうでん」によって自らがきぜつし、雷ポケモンへ一気にエネ加速することができます。「カースドボム」といい、スーサイド(自傷)系の特性が増えてきましたね。
加速するエネルギーのタイプに縛りがないので《ピカチュウex》のワザを打つのに使えます。

また、少し前に流行った「カウンターカイナ」みたいな動きを自発的に実現できます。

サイドがイーブンの状況から《レアコイル》が爆発→《テツノカイナex》にエネルギーをつける→《カウンターキャッチャー》でHPが低いポケモンを呼んでサイド2枚取りという流れです。

3位《ミロカロスex》



《オーガポン いしずえのめんex》《ミミッキュ》が中心のストール系のデッキは【ドラパルトex】に無力なことが課題でしたが、このカードによって抗えるようになりそうです。

進化元の《ヒンバス》はHP30で貧弱ですが、ワザ「かくせい」を持っているやつを採用することによって安全に《ミロカロスex》に進化することができます。

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1位《レアコイル》



サイド1枚と引き換えに、大量の雷エネルギーを場に供給します。
ポケモンV・ex主体の【ミライドンex】においては相手にサイドを2-2-2で進行されることになるため、《レアコイル》の特性によるきぜつは相手にとって有効に働きづらく、相性が良いです。妨害されるおそれのある《ヘビーバトン》とは違い、《テツノカイナex》の複数起動がよりしやすくなるでしょう。

エネルギーのトラッシュとひきかえに強力なロック効果を持つ《デンチュラex》と組み合わせれば、毎ターン相手にグッズを使わせずに押し切る恐ろしいデッキも作れそうです。

2位《ピカチュウex》



《きあいのタスキ》を内蔵する、今回の目玉ポケモンex。
特性「がんばりハート」は、ダメカンをばらまく機能を搭載したデッキ相手には有効に働きづらい一面もありますが、明確に相手の要求が上がる特性です。
【大空洞ミライドン】は、ようやく優秀な雷テラスタル枠を手に入れました。

ワザに関しては燃費が悪いですが一撃の火力は高く、同弾の《レアコイル》《ミラージュゲート》等を使えば連発もできるため、サブアタッカーとしての運用が期待できそうです。

3位《トリトドン》



狙い目は、2進化デッキ全般で採用率の高い《ピジョットex》《ヨノワール》、【ルギアVSTAR】における《アーケオス》、【パオジアンex】における《セグレイブ》等でしょうか。

《ピジョットex》《ヨノワール》に関しては特性を使った後にバトル場から退場しやすいため刺さりづらい一面もありますが、バトル場に《リザードンex》《ドラパルトex》等のアタッカーがいる限り、特性を使うためには《ポケモンいれかえ》等のいれかえ系カードが必要となります。

1進化と比較的進化しやすく、後手1ターン目から《ワザマシン エヴォリューション》で用意できるため、今後既存のデッキに1-1で採用が見られるかもしれません。

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1位《ピカチュウex》



特性「がんばりハート」が強力で、ダメカン操作や特性消去がなければ相手の攻撃を確実に耐えてくれる今回のパッケージポケモンになります。

《ブライア》でサイドを3枚取るフィニッシャーとしての役割はもちろん、コントロールデッキに採用して「デヴォリューション」をサイドを取られずに使いにいったり、終盤《ボタン》による半耐久ループを組んだりすることも可能です。

通常のアタッカーとして運用するにはエネルギー面の工夫が必要不可欠なため一定の難しさはありますが、テキストとして書かれていることが強いので、うまい構築が作られていくだろうという期待も込めて1位にさせていただきました。

2位《コライドン》



ワザ「はじょうもうこう」により、古代系統のデッキは条件付きながらも闘タイプの中打点を刻むことができるようになります。
《キチキギスex》《ロトムV》《ガチグマ アカツキex》といった頻繁に採用されるサイド2のポケモンを中盤から弱点込みの一撃で倒すことができるため、サイドの取得ルートが増えると考えられます。

古代系統のデッキは現在流行している【タケルライコex】や【レジドラゴVSTAR】といったデッキに有利が取れるため、「超電ブレイカー」発売後も注目のデッキになりそうです。

3位《グラビティーマウンテン》



二進化ポケモンのHPを全て-30するスタジアムです。
用途はさまざまで、新弾の《ピカチュウex》の「トパーズボルト」で二進化の高HPポケモンを一撃で倒すことができるようになったり、《かがやくリザードン》の「かえんばく」で《ピジョットex》を一撃で倒すことができるようになったりします。

ほかにも《アーケオス》のHPを120にできるのも強力で、【レジドラゴVSTAR】デッキに採用して《ルチャブル》+「トライフロスト」+《グラビティーマウンテン》の組み合わせで《アーケオス》を一気に倒したり、「カースドボム」を使うデッキに採用して特性とワザとでそれぞれ一体ずつ《アーケオス》を倒したりと【ルギアVSTAR】に強く出ることができます。従来《シンオウ神殿》が担っていた役割を一部引き継ぎながらの採用が可能です。

今後さまざまなデッキで活躍が期待されるスタジアムだと思います。

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1位《ピカチュウex》



スペックはたねポケモン最高峰だと感じました。
注目すべきは特性「がんばりハート」。サイド2-2-2のマッチアップで先に2枚取られると逆転できないことが頻繁に発生しますが、特性でこの課題を克服できているので高評価です。

ワザ「トパーズボルト」は、エネルギーをすべてトラッシュしてしまいますが、300ダメージと高火力。2進化ex以外のほとんどのポケモンを一撃で倒すことができます。

課題であるエネルギー加速手段も、同弾で収録されている《レアコイル》でまかなえそうです。《アカマツ》《きらめく結晶》でもエネルギー加速ができるので、想像よりはワザを打つことに苦労しないと思います。

また、《ヨルノズク》《マリルリ》の特性や《ゼロの大空洞》を使うために置くテラスタルのポケモンとしても運用可能。地味に《ブライア》に対応しているのも良いですね。環境入りなるか!?

2位《ケッキングex》



全体的に書いてある数字が大きすぎます。HP340のポケモンが2エネで280ダメージを出せるのはかなり破格のスペックですね。
《リザードンex》のHPを10大きくして序盤から280ダメージを出せるようにしたといえばその異常さが伝わると思います。

使うエネルギーに指定がないので、《ミストエネルギー》でワザの効果を受けなくして要塞化したり、《ダブルターボエネルギー》で速攻を仕掛けるのも良いですね。

また、この280というダメージはVSTARや1進化exであれば一撃で倒せるダメージなので、《ケッキングex》が1体完成すれば4枚ぐらいサイドを取ってくれそうです。
2進化ex相手には少しダメージが足りませんが、《ヨノワール》ラインの特性「カースドボム」やACE SPECの《マキシマムベルト》で克服できそうなので、構築でカバーしましょう。

“相手の場にポケモンex・Vが居なければワザを使えない”というデメリットを背負っていますが、現環境だと2進化exデッキからは《ロトムV》《ネオラントV》が出てきますし、それ以外のデッキはメインアタッカーがポケモンexやVSTAR主体のデッキシェアが多いこともあり、あまり気にならなさそうです。
しかし、【カビゴンLO】や【古代バレット】などには完封されてしまうかも……

単体でのスペックは高いので、どのポケモンと組み合わせるかがカギになりそうですね。

3位《コライドン》



ワザ「はじょうもうこう」が強力です。無色2エネで180ダメージとコスパがよく、【タケルライコex】や【古代バレット】での採用が検討できます。

今まで【タケルライコex】の非ルールポケモンは、《チヲハウハネ》《スナノケガワ》が採用されてきました。《コライドン》はこの2枚と比べて、“にげエネ2”、“エネルギーの縛りがないこと” で差別化が図れています。

【タケルライコex】のミラーマッチで、《チヲハウハネ》+《ナンジャモ》+《プライムキャッチャー》で相手の《キチキギスex》を倒して逆転を狙うことがありましたが、《チヲハウハネ》はにげるエネルギーが3個必要なので、ベンチに戻るためには追加のエネルギー1枚かいれかえ系のカードが必要です。対して《コライドン》は、ワザを打った後にそのままバトル場からにげる事ができます。

ワザを使うために《オーリム博士の気迫》を打っておく必要がありますが、【タケルライコex】を使ってる人は一度検討してみても良さそうですね。


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