Haru選手のRegional参戦記~Portland編~



こんにちは、Haruことミワハルキ(@Haruer4)です。


今回はアメリカのPortlandで行われた「Regional Championships」という大会に参加してきたので、そちらのレポートを投稿させていただきます!

使用デッキ



使用デッキはこちら!
シティリーグS4で使用して優勝した構築から、《基本草エネルギー》を1枚減らすことで《フトゥー博士のシナリオ》を採用して、後述の《マラカッチ》《オーガポン いどのめんex》の「にげられない」効果を持つワザに対応できるようにしました。
《夜のタンカ》を1枚《エネルギー回収》にすることで終盤のエネルギー不足をケアしています。


また、これも後述しますが、日本と違って《キチキギスex》を前提にした形の【サーナイト】デッキが活躍していたため、サイドの進行を有利にするために《コライドン》を採用しています。

環境について


今回の大会は「バトルパートナーズ」発売時点のカードプールで行われました。


日本では【テラスタルバレット】【ドラパルト】をトップとして、そこに対応する《リキキリンex》《ミロカロスex》《オーダイル》といったカードがCL福岡で活躍していました。


海外環境ではそこから一歩進んで【テラスタルバレット】に対応できる《ふしぎなアメ》+《シークレットボックス》+《キチキギスex》をベースにした【サーナイト】が大活躍。

サンプルデッキ:サーナイトex


環境の穴をつくタイプの【ミロカロスリキキリン】、【オーダイル】は【サーナイト】に勝てず数を減らしていました。

★Point

《ふしぎなアメ》型の【サーナイト】が大活躍し流行

ベンチ狙撃が怖く、《ワザマシン エヴォリューション》前提の型は少しリスクが高い。

使用率としては2、3番手


サンプルデッキ:ドラパルトex




【ドラパルト】については、《オーガポン いどのめんex》の「げきりゅうポンプ」に対応するために《ゴージャスマント》《ドロンチ》につける立ち回り/構築が流行していました。


また、ポケモンのどうぐがデッキに多く入るようになったことで、《きらめく結晶》《プライムキャッチャー》を無効化できる《ゲノセクト》が採用され、コンボカードとして《マラカッチ》を採用することで、《プライムキャッチャー》がいれかえ手段のメインであるデッキを一気にスローダウンさせて勝つ構築にまで発展しました。

【タケルライコ】使いに取っては対策必須です。


「すすりなく」や「おいつめる」といった縛るワザが増えたことで、環境的に《ポケモンいれかえ》を採用したい側面があり、そこと相性がよく、【サーナイト】にも有効に使える《ガチグマ アカツキex》についても採用が増えていました。

デッキ枠捻出のために「カースドボム」不採用の型も多く、割合としては半々か少しボム無しが多いくらいになっていた印象です。ACE SPECについてはほとんどが《アンフェアスタンプ》《ネオアッパーエネルギー》が少数。

★Point


《ゴージャスマント》から始まり、多くのメタカードが採用される構築に。

「カースドボム」不採用の型も流行

使用率はトップ。


また、(おそらく)日本発の【バチュルバレット】/【ミライドン】についても活躍し、上から4番目くらいにシェアを伸ばしていました。


そして大半の【タケルライコ】には《ピカチュウex》の対策で《チヲハウハネ》が、【ボム無しドラパルト】の《マラカッチ》などを意識して《フトゥー博士のシナリオ》がそれぞれ採用されていました。

サンプルデッキ:タケルライコex


+αの枠に《勇気のおまもり》を採用する派閥と《エネルギーつけかえ》/《カウンターキャッチャー》を採用する派閥に分かれていた印象です。また、日本に比べて《ミュウex》の採用率が非常に高いです。

その他に《ハイパーボール》を3枚とする構築も多々見られました。
【タケルライコ】自体の使用率は2、3番手といった印象。

環境のまとめ



・【ドラパルト】【サーナイト】【タケルライコ】【バチュル】の順に多く、全て日本と形が少し違う。
・その下に宝石系統や《サーフゴーex》を使ったデッキが存在する。

マッチアップ



満遍なく色々なデッキと対戦しました。

Day1から腕のあるプレイヤーと多く対戦することになり(8名中5名がDay2進出者、うち1名Top8)、特に過去配信で対戦しているLucas Xing選手には勝ちたかったのですが、構築単位での工夫を含めかなりLucasの方が完成度が高く、引き分けが精一杯でした。

Day1最終戦は合意のもとで引き分け(1ptずつ)としています(もちろん海外大会のルール上OK)。

結果と敗因


7勝1敗4分で63位という結果になりました。
時間切れで引き分けた試合は、かなり厳しい展開のものが多かったので、実際には勝率が見た目より悪かったかなと思っています。

直接の敗因としては睡眠不足からくる1日目のミスになりますが、根本の原因は準備不足かなと思っています。

特に3戦目のvs【ドラパルト】では初動で「とつげきランディング」を使おうとしていたのに、《ハイパーボール》手札のスタジアムをトラッシュしてしまう致命的なミスを犯しており、7戦目のvs【ブイズバレット】でも序盤こそ綺麗にプレイできたものの、中盤で「げきりゅうポンプ」に弱い盤面づくりをしてしまいました。

具体的には《ホーホー》を2体場に残したのですが、《ヨルノズク》に1体進化させて《キチキギスex》《ミュウex》を場に出して受けを広くするプレイを当然するべき場面でした。

当然1マッチの中のゲーム単位でのミスであり、2戦目に先攻後攻を選ぶ権利がなかったら勝てていたのか、そこから勝った先で、その日勝率の高い相手に勝てるのかというのは、たらればの話にはなると思います。
ただまあこのレベルのミスは0でやっていかないと勝てないよなとも思います。

海外での大会、イレギュラーが起こって直前の調整が後ろ倒しになることも想定して、

・いくつかデッキを調整しておく
・期間に余裕をもって準備をする

ことは最低限必要で、これらを怠った結果、直前で睡眠不足に陥り、満足のいかない結果となってしまいました。

あと、本当に眠くなったときのケアでカフェインを確保しておくべきでしたね。
睡眠不足だったなら尚更。

大会を踏まえた考察


優勝は【サーナイト】で《ワザマシン エヴォリューション》を軸とし、ベンチを守る《ベラカス》を採用した形でした。

優勝デッキ:サーナイトex


《ふしぎなアメ》の型では実はやや不安となる【ドラパルト】(ボム有りだと実は微不利?)、宝石系統(《ラルトス》が複数展開できないと一気に形勢不利)といった対面にしっかりと回答を出していて納得の形です。
1-1ラインでの採用はBO3の上位構築ではよく見かけるバランスです。

《ペパー》3、《ワザマシン エヴォリューション》2ではなくて、《ペパー》2、《ワザマシン エヴォリューション》3というバランスで構築されているのも注目ポイントかなと思います。

自分の中の常識でデッキに縛りを設けていないか、一度確認してみても面白いかもしれません!

また、予選で対戦したLucas選手が使っていた《Nのゾロアークex》を軸とするデッキも紹介します!

注目デッキ:Nのゾロアークex


《バチュル》軸のデッキにはやや不利となりますが、その他の対面に対してかなり多彩な動きができて、相手にするとかなり厄介な構築でした。


《からておうの稽古》によって《Nのヒヒダルマ》の「ひだるまキャノン」が簡単に《勇気のおまもり》つきの《オーガポン みどりのめんex》を突破してきます。

同様に《サーフゴーex》も倒せますし、《まけんきハチマキ》+《からておうの稽古》で「イノセントフレイム」をコピーすれば、《テツノカイナex》を一撃で倒して有利に試合を進めることもできます。
(相手のカイナにおまもりがついた場合は、後の《テツノイサハex》と合わせて4枚取りなんかを狙っていそうです。新たに《ブーストエナジー 未来》がつかないので、《Nのヒヒダルマ》を押し付けていくような動きもできますね。)

《シークレットボックス》によって縦引きから色々な動きを成立させられる確率が上がっているのがミソですね。
日本にはないタイプの組み方なので、一度試してみてもいいのかなと思っています。

さいごに


今回はアメリカ、Portlandで開催された海外大会のレポートを書かせていただきました!
いかがだったでしょうか。

今年も世界大会に出られることになりそうなので、引き続き修行がてら海外大会にも挑戦していきたいなと思っています。
まだまだ未熟者ではありますが、応援いただけますと幸いです。

それではまた次回の記事にて!

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