のぶ選手の「シティリーグ シーズン1」レポート!



こんにちは、のぶ(シミズ・ノブヒコ/@Cramorant_pcgです。

今回は、10月18日(土)に参加した「シティリーグ シーズン1」のレポートになります。
使用した構築と試合の内容を記したので、ぜひ最後まで読んでください!

環境考察


今回は、拡張パック「インフェルノX」が発売から4週目の環境でした。

10月10日(金)~12日(日)に開催された海外大会「Milwaukee Regional Championships 2026」にて活躍した【アブソルガルーラ】デッキが日本に輸入され、若干煮詰まりつつあった環境が1度リセットされた状況で大会当日を迎えます。

今回の環境はこのような予想でした。


【サーフゴー】、【サーナイト】は大きく数を減らすことはないと考え、また【アブソル】に対して【リザードン】が有利な点から、週末はリザードンが増加すると予想しました。

【アブソル】は海外大会後の平日に明らかに注目されすぎており、過剰にメタられていたように感じ、日本は出る杭を打つような環境変化をよくしているので、シティリーグ当日は意外と上がってこないと考えていました。

使用候補は、【サーナイト】、【サーフゴー】の2つです。

【サーナイト】


サーナイトexワザマシン デヴォリューション

いわゆる【純正サーナイト】を選択しようと考えてました。
ミラーや【リザードン】対面で差を付けるために《ワザマシン デヴォリューション》を採用した形です。

一般的にはケアの範囲外であるため、ワザ「デヴォリューション」を決めることができればそのまま勝てるのはもちろん、リージョナルで優勝した【リザードン】に《ふしぎなアメ》が多投されていたこともあり、序盤から進化してくれると刺さりも良いだろうと考えていました。

ただ、【リザードン】にはここまでしても不利なため、シェア数的にも何試合もすると厳しいと考え、潔く諦めました。
使用を断念します。

【サーフゴー】


サーフゴーex
結局使ってしまいました。
直近の自主大会でずっと使っていました。大きく負けることが少ないので、CSPを25~50ptは持ち帰ってくれると思い、逃げデッキとして準備。

【サーフゴー】の良いところは、データ上ではTOP4の入賞率が圧倒的であること。
シーズンを長い目で見た際に50ptを取らないと、CSPランキングによる「WCS2026」の出場権利獲得は相当厳しいので、50ptを意識して参加することは間違いではないと考えていました。

また50ptを獲得した後も、上振れてしまえば、100ptも夢ではありません。明らかにチャンスが他のデッキよりもあることがわかったので、4日前から構築を煮詰め直します。

使用リストとその解説

デッキコード:nPQnPg-0DXuiE-QHNLnL

今回はACE SPECを《プレシャスキャリー》にしました。
《プレシャスキャリー》が使われなくなった一因は、後攻のワザ「むずむずかふん」への回答がないことですが、現環境は2つの要素でワザ「むずむずかふん」が打たれにくくなっています。

メガアブソルex

1つは、【アブソル】の登場によって【ドラパルト】の立ち位置が危うくなっていること。【アブソル】VS【ドラパルト】は、【アブソル】がかなり有利です。

このタイミングは【アブソル】増加の影響で、ワザ「むずむずかふん」を打つ【ドラパルト】の立ち位置が悪く、自然と《スボミー》出現率も落ちています。その結果、《ペパー》で先攻2ターン目に持っているパターンでも《プレシャスキャリー》が使える可能性はそれなりにあると考えていました。

ソルロックルナトーン

2つ目は、《ソルロック》《ルナトーン》のゲームにおいて《スボミー》が有効に働きづらいこと。
昔は《マシマシラ》ゲームとして《マシマシラ》の特性「アドレナブレイン」でダメカンを返し合う形の試合が多かったです。そのため、相手の《マシマシラ》を完成させない意図でワザ「むずむずかふん」を序盤から打つことがあり、《スボミー》の出現率もそこそこありました。

しかし、現在は遥かにゲームスピードが速い《ソルロック》《ルナトーン》環境だと考えています。
この環境でHP70以下のポケモンをバトル場に出すことは、サイドを1枚献上することと同義なので、危険な行為です。

また、ワザ「むずむずかふん」を打っているターンは自分の手札のみでポケモンを育てないといけないため、《ワザマシン エヴォリューション》《ワザマシン エナジーターボ》のように盤面を育てて番を終えている訳でもないので、勝率は担保できてないと感じていました。(ドラパルトの勝率が低くなっている1番の理由かも)

そのため、ワザ「むずむずかふん」を打たれたとしても相手のポケモンが育ってないパターンの方が多く、《ソルロック》である程度サイドをリードできると考えていました。まだまだ理由はありますが、端的に話すとこんな感じです。ACE SPECを《プレシャスキャリー》にすると、デッキの枠も綺麗に空けられるので、個人的には好みかも。

メガミミロップexの採用


メガミミロップex

今回は《メガミミロップex》を採用しました。主に【アブソル】へのメタとしての選出です。

絶対に攻撃されないターンに《ミミロル》をベンチに置き、すぐに《メガミミロップex》に進化することで相手の《オーガポン いしずえのめんex》を突破するアタッカーを用意して詰まない状況を生み出すことはもちろんですが、【サーナイト】戦でも活躍します。

終盤に《ミミロル》をベンチに置くことで、《勇気のおまもり》《プルリル》のワザ「うみのかげ」でグッズロックをされても対応可能になります。《メガミミロップex》のワザ「しっぷうづき」で《プルリル》を突破し、《プルリル》が再度バトル場に来れない状況にできるのが強力です。

比較されがちな《メガルカリオex》は、この《勇気のおまもり》《プルリル》を1エネで倒すことができないのと、逃げエネが2つ必要なので、《サーフゴーex》をバトル場に送り出す難易度が高くなるので、差別化できています。

また、【サーナイト】側は《メガミミロップex》を突破するために、《サーナイトex》が必要なので、《メガミミロップex》を倒されたとしても、《ボスの指令》からベンチの《サーナイトex》倒してサイドを2枚取れるようになります。めちゃくちゃデカいです。

ご要望があれば、ほかの解説はnoteやYouTubeに投稿するかもしれません。

当日のマッチアップ

1回戦【サーナイト】後攻〇


サーナイトex

じゃんけんに負けての後攻です。【ソウブレイズ】や【タケルライコ】を警戒しましたが、まさかの【サーナイト】でした。
先攻を取る【サーナイト】は、《ブルンゲルex》が採用されていることが多いので、警戒しながら対戦を進めます。

初手に《ペパー》があったのでウキウキで使いましたが、まさかの《プレシャスキャリー》がサイド落ち。仕方ないので《ネストボール》で無理やり《ソルロック》《ルナトーン》だけ置いてパスをします。

手札が渋く、負けを覚悟していたら、まさかの《ナンジャモ》
ここから盤面を作ることができ、2ターン後には《サーフゴーex》3匹+《ソルロック》《ルナトーン》の盤面が完成。相手が《サーフゴーex》を突破するために無理やり《メガディアンシーex》を使ってきたので1-3-2の進行で勝てました。

とりあえず、1勝取れて安心。

2回戦【レガシーサーフゴー】先攻×


サーフゴーexファイヤー

「のぶ語り」の視聴者でした。ありがとう。
また《ペパー》が引けたので先攻2ターン目に山札を見ると、《プレシャスキャリー》《コレクレー》2枚がサイド落ち。
なんやねん。

相手は後攻2ターン目に《サーフゴーex》を4匹完成させ、《ボスの指令》からこちらの貴重な《コレクレー》を倒してきます。当然《コレクレー》の数に差がでて、《サーフゴーex》の大群からのアグロに耐え切れず、負けてしまいました。

まあ仕方ない負けだなと切り替えることに。
また崖かよ。

3回戦【シロナのガブリアス】先攻〇


シロナのガブリアスex

じゃんけんに負けて先攻です。相手のスタートは《シロナのフカマル》でした。
【シロナのガブリアス】には、《リククラゲ》《活力の森》が採用されていることが多いので、《すごいつりざお》を慎重に使うことを意識して試合を進めます。

相手が少し事故気味だったのもあり、エネルギーが付いた《シロナのフカマル》《ボスの指令》で呼び出し続け、ワザ「リューノバスター」が使いづらくなるようにプレーしたところ、無事押し切れて勝利しました。

4回戦【タケルライコ】先攻〇


タケルライコexオーガポン いどのめんex

じゃんけんに負けて先攻。スタートが《タケルライコex》だったので、「ライコかあ」と落ち込みます。

自分はスタートの《コレクレー》《ソルロック》《ミミロル》だけ置いてパス。
相手は順調に《オーリム博士の気迫》から《タケルライコex》に2つのエネルギーをつけてワザ「きょくらいごう」。1匹しかいなかった《コレクレー》が倒されます。

次のターンに特性「ルナサイクル」から《ペパー》が引けたので《プレシャスキャリー》から盤面を作りつつ、《ソルロック》のワザ「コスモビーム」でバトル場の《タケルライコex》のHPを削ります。

相手は後攻2ターン目にも《オーリム博士の気迫》を使い、バトル場の《ソルロック》を倒しました。ここで相手の残りサイドが4枚。自分は6枚なので、何らかの形で1ターンを作らなければ負けてしまいます。

ということで、どこかのターンに《メガミミロップex》がバトル場で《タケルライコex》の攻撃を耐えられるように立ち回る方針で進めます。
いったん持ち物検査もかねて、《サーフゴーex》《タケルライコex》を倒し、次のターンの要求を重めに設定すると、なんと相手の手札には《キチキギスex》《オーリム博士の気迫》もないことが発覚。

《スナノケガワex》の特性「じりょくきゅうしゅう」からトラッシュの闘エネルギーを付け、《エネルギーつけかえ》《タケルライコex》に付け替えて無理やり攻撃してきたところを見てチャンス到来。
面のエネルギーを伸ばさせないようにする方が勝てると判断し、《ボスの指令》から手札を《オーガポン みどりのめんex》にワザ「しっぷうづき」を宣言。

見事にこれがハマり、1ターン獲得できました。そのままベンチの《イキリンコex》をワザ「スパイクホッパー」で倒して勝利しました。

5回戦【毒ミミロップ】後攻〇


メガミミロップexモモワロウ

相手のスタートは《ガケガニ》でした。もうデッキがわかりませんが、おそらく毒系統のデッキ。
自分のスタートがたまたま《キチキギスex》だったのでワンキルはなさそうです。

相手が《モモワロウ》をバトル場に出して番を返してきたので、《ソルロック》で攻撃してHPを70削ります。
返しのターンに毒ギミックを使用してきた場合、相手の番の終わりのポケモンチェックでちょうど《モモワロウ》が倒れて自分の番を迎えることができます。

その目論見通り、自分の番になる前に《モモワロウ》を倒すことができ、《ボスの指令》から《ラティアスex》を倒してサイドを3枚先行。
そのまま押し切って勝つことができました。

6回戦【宝石リザードン】後攻〇


リザードンexオーガポン いどのめんex

引き直しで相手に2枚与えてのゲーム開始。相手のスタートは《オーガポン いどのめんex》でした。

こちらに《ペパー》がなかったので、やむえず《ボウルタウン》《ネストボール》《ファイトゴング》を使い、《ソルロック》《ルナトーン》を並べて、特性「ルナサイクル」。
《コレクレー》を3匹並べられたので《ボスの指令》+ワザ「げきりゅうポンプ」で《コレクレー》が全滅することはなくなりました。

相手は先攻2ターン目に《プライムキャッチャー》+ワザ「げきりゅうポンプ」で《コレクレー》を2匹倒します。ここで《サーフゴーex》《オーガポン いどのめんex》を倒すことができなければ大ピンチですが、《暗号マニアの解読》を使ってどうにか突破。

またここで相手のACE SPECが《プライムキャッチャー》なのが発覚していたこともあり、おそらくこの《サーフゴーex》は倒されづらいのでは?と予想。《コレクレー》を置くことよりも、とにかく前を倒すことを優先してプレーしました。

予想通り、相手は《サーフゴーex》を倒すことができず、盤面を強固にしながらワザ「バーニングダーク」。
相手の残りサイドが4枚なのもあり、《ブライア》+ワザ「げきりゅうポンプ」で4枚取りされることをケアする必要があります。

要求パーツが揃うとほぼほぼ負けてしまうことを考え、最も触りにくい要求カードはなにかを考えることに。

おそらく基本水エネルギーが一番遠いと判断し、そのカードを簡単に持ってこれる《ピジョットex》を倒しながらベンチに《ミミロル》を待機させ《ボスの指令》《メガミミロップex》を引ければ勝てる状況をつくり、番を返します。

相手はここで要求が揃わなかったため、次のターンに《サーフゴーex》のワザ「ゴールドラッシュ」でバトル場の《メガリザードンXex》を倒して勝利しました。


結果は予選5勝1敗の5位で決勝トーナメント進出。
一旦、25ptは取れたので安心しつつ、目標としている50ptまであと1勝なので気合を入れます。

決勝トーナメント


1回戦【ボムドラパルト】先攻×


ドラパルトexヨノワール

《ゲノセクトex》スタートで1ターン目に《ボウルタウン》から《コレクレー》を展開。
これでまあ「グッズロック」を受けても問題ないなと思っていると、後攻1ターン目の《リーリエの決心》から《ジャミングタワー》《ラティアスex》《ふしぎなアメ》、エネルギーを引かれてしまい、特性「ボーナスコイン」で何も引かずに負けてしまいました。

後攻3ターン目には決着。ざんねん。
ベスト8の25ptを獲得して今回は終了です。

まとめと反省


割とどうしようもない感じの負けだったので運がなかったなと思いつつ、でもまだ何かできたのかなとも思える大会でした。

もう一度出るなら《ナンジャモ》は採用を検討していたかもしれません。あれば勝ったというよりは、あればまだ苦しい試合にはなってなかったかもと思いました。

デッキパワーは間違いなくトップクラスだったのもあり、選択的には正しかったのかなとは思っていましたが、実際には《リーリエの決心》をしっかりと使えて後半に《ナンジャモ》から逆転できる2進化を使うべきだったとも思います。このタイミングの環境だと【リザードン】か【サーナイト】だったのかなぁ。

今回は「シティリーグ シーズン1」の参加レポートでした。残る3シーズンであと250ptを獲得できれば「WCS2026」に出場できそう。なかなか厳しい戦いですが、腐らず練習して頑張ろうと思います!

シミズ ノブヒコでした。


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