大会レポート | 凱 | シティリーグシーズン1《ズガドーン》


こんにちは、凱(@yamayoshi1026)です。
今回は、10月18日に開催されたシティリーグの参加レポートを書いていきます。
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■デッキ選択の過程


シティリーグ1週目(10月10,11日)の結果を受けて、使用候補のデッキは“3神ザシアン”と《ズガドーン》でした。

“3神ザシアン”に関して


不利を取るデッキが少なく、どのデッキに対しても基本的には五分以上の勝率を出せるデッキです。
このデッキはシティリーグ向きの選択肢だと考え、CL横浜にてヨネダタクヤ選手が使用したような非GX,Vのアタッカーを採用したリストをスタート地点に考え始めました。
構築の解説記事はこちらになります。


シティリーグ1週目の入賞デッキの傾向として、“マッドパーティ”、《ズガドーン》が多く入賞していました。

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これらのデッキにはサイドレースを有利に進める《ビーストブリンガー》《ジラーチ◇》×《バリヤード》のギミックがあり、非GX,Vのアタッカーを積極的にぶつけたとしても相手の《ボスの指令》などのかみ合いで上手く勝てない試合がありました。
1週目のメタゲームからポケモンのどうぐの配分を《しまめぐりのあかし》に寄せてみるなどして最後まで調整し続けましたが、ミラーマッチでのプレイングが占める割合が小さく、実際の使用まで踏み切れませんでした。


使用していた期間が他のデッキに比べても長かったため、このデッキへの信頼は厚かったです。
しかし、CL横浜以前のデッキから現在の環境に向けて調整する必要がありました。


この記事を書いていた頃の環境と比べると、
《無人発電所》を採用したデッキの増加。
《アブソル》の採用率の増加。
・非GX,Vを採用し、有利なサイドレースを目指すデッキの増加。
これらが大きな課題です。
《無人発電所》を採用したデッキの増加から既存の構築に採用されている《プレシャスボール》の価値を疑う必要がありました。

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ポケモンを持ってくる手段を《クイックボール》のみに頼るのは、デッキの安定性からもあまり良い策ではないと考え、《プレシャスボール》の穴を埋めようと他のカードの考察を始めました。

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常に持ってきたいカードを持ってこられるかどうかに確率が絡みます。
エネルギーを付けたいポケモンが欲しいシーン、《クロバットV》などでドローを進めたいシーンなど、場面によって必要なポケモンが変化するためあまり相性が良いカードではなかったです。

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デッキに採用されているポケモンのカードが全てたねポケモンであり、基本的に引いたポケモンは盤面に置くことが多かったので、噛み合いがよくないシーンが目立ちました。

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相手の場のポケモンと同じタイプのポケモンを手札に加えられます。
相手が《ザシアンV》系統のデッキだと《ジラーチ》《ムゲンダイナVMAX》のデッキだと《クロバットV》を加えられます。
ただ、《溶接工》を使いたいポケモンまでやや遠く、課題も多いカードでした。
《クイックボール》《プレシャスボール》以外のグッズでは何かしらの課題が見つかりました。そこでCL横浜で注目されていた《キャプチャーエネルギー》の存在を思い出しました。

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《ズガドーン》以外のアタッカーに着目したとき、《ウッウV》《レシラム&リザードンGX》などエネルギーコストに無色エネルギーを必要とするポケモンが一定数おり、意外と噛み合うのではないかと考えました。
そこから調整を重ね、今回使用したリストが出来上がりました。

■使用デッキ



■採用カード解説


特徴的なカードをメインに解説していきます。



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ワザ「スピットシュート」がエネルギー3枚に対してサイド1~2枚取れるワザになります。
序盤から後半までサイドを進めるのに必要なので2枚採用しました。



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相手の《マリィ》に対しての耐性がやや低く、デッキの上に《溶接工》を置くことに価値があり、《回収ネット》で使い回せることもあるため《ミュウツー》を選択しました。
《ウッウV》が複数回行動する際にも重宝します。



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《キャプチャーエネルギー》との相性が良く、序盤に必要札を揃えるための採用。
このカードのおかげで先攻を取る価値がかなり上がりました。



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どのマッチでも《ジラーチ》を使用する上に、《ポケモンいれかえ》《エスケープボード》のみの場合では相手の《アブソル》に対して不安があったため、《ジラーチ》をいれかえるためのカードをやや厚めに採用しました。



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《ウッウV》が倒せるポケモンの範囲を広げるための採用。
このカード1枚で《クロバットV》《オドリドリGX》などのポケモンにもダメージが届くため重宝しました。



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採用枚数に関してはかなり迷いました。
2枚や3枚の採用も試しましたが、《プレシャスボール》などと違い、《ジラーチ》の「ねがいぼし」から手札に加えられるカードではなく、山札から直接引く必要があるカードかつ初動の展開から欲しいカードであるため最大枚数の採用になりました。

■不採用カード




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相手の《リセットスタンプ》への耐性を考えた時に最後の1枚のサイドが遠くなることを懸念して採用したいカードです。
相手の盤面には依存しますが、後半の薄くなった山札であれば《ウッウV》が近い役割を果たせると判断し、不採用としました。



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《アルセウス&ディアルガ&パルキアGX》《ムゲンダイナVMAX》と対戦することを考えた際、最低1度はサイドを3枚取られるポケモンを出す機会がありますが、そのタイミングで《ズガドーン》の「ひのたまサーカス」でそれらのポケモンを倒さなければ基本的にはターン数が足りないことになります。
また、それ以外のサイドは《ウッウV》の複数回の攻撃で補えることが多かったので不採用としました。

■対戦レポート


予選
4回戦 《マルヤクデVMAX》 先攻 ○
決勝トーナメント
1回戦 “3神ザシアン” 後攻 ×


《ズガドーン》の「ひのたまサーカス」で相手の《レシラム&リザードンGX》を2体倒して勝利。
《ボルケニオン》が盤面に出てこなかったので運が良かったです。


相手は《アブソル》のみで番を終えたので、後攻1ターン目に《溶接工》を探すことに。
結果的には探せなかったので、《ウッウV》の「くちばしキャッチ」から動きを作ると、
相手は《クロバットV》でカードを引くも、何も引けない展開。
《レシラム&リザードンGX》を作り、「ダブルブレイズGX」で相手の《アブソル》を倒す。
何ターンか後に《ルカリオ&メルメタルGX》の「フルメタルウォールGX」を《レシラム&リザードンGX》に使われたが、《ズガドーン》の「ひのたまサーカス」から勝利。


お互い1ターン目は《ザシアンV》の「ふとうのつるぎ」で終わり。相手は次のターンも「ふとうのつるぎ」を使用。
後攻2ターン目、《ウッウV》の「スピットシュート」で相手の《カプ・レヒレ》を倒すと、返しのターンに《ザシアンV》の「ブレイブキャリバー」で《ウッウV》を倒される。
(残りサイド5-4)
こちらの番に相手の《ザシアンV》《ズガドーン》の「ひのたまサーカス」で倒す。
(残りサイド3-4)
返しのターンに《ズガドーン》《ザシアンV》の「ブレイブキャリバー」で倒される。
(残りサイド3-3)
相手の《ザシアンV》を倒せなかったので、《ウッウV》の「スピットシュート」で相手の《ジラーチ》を倒す。
(残りサイド2-3)
しかし、《ズガドーン》がいない状態でベンチを埋めてしまう。
相手はこちらの《回収ネット》が尽きていて、こちらの最大火力が《ウッウV》の「スピットシュート」である可能性に賭け、攻撃されずに番を返される。
ここから番を返すしかなくなり、山札切れで負け。

予選4回戦 《マルヤクデVMAX》 先攻 ○


こちらの《レシラム&リザードンGX》が2ターン目から「フレアストライク」を使い、相手の《マルヤクデV》を倒す展開に。
そこから《ズガドーン》で相手の《マルヤクデVMAX》を倒すことにも成功し、そのまま勝利。

決勝トーナメント1回戦 “3神ザシアン” 後攻 ×


山札を確認したところ、《ビーストブリンガー》がサイドに落ちていたので、最低でも相手の「オルタージェネシスGX」の返しにはサイドを進めなければ行動回数が足りなくなると判断。
しかし、相手の「オルタージェネシスGX」の返しにサイドを進めることが出来ず、《アルセウス&ディアルガ&パルキアGX》の「アルティメットレイ」を許してしまいます。
そこからはどう頑張っても1ターン分足りず負け。

■おわりに


決勝トーナメントに上がることは出来ましたが、1回戦で負けてしまいベスト8でした。
悔しいですが、まだポイントランキングを競う1年は始まったばかりです。世界大会出場を目指して頑張っていこうと思います。
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