
日本では「ストームエメラルダ」が発売されていますが、海外*では概ね「アビスアイ」までのカードプール、つまりPJCSとほぼ同一のプールで大会が行われています。
選手として参加される方はもちろん、世界大会ならではの実況や演出でハイレベルな試合を見られる観戦の機会なので、せっかくなら環境を理解した上で楽しめたら良いなということで、今回の記事を書きました!
※「海外」は厳密にはTPCi主催で大会が行われる圏内のことを指します

└クラッシュハンマー、カースドボム、バシャーモex、ノココッチなど型が広く存在
【Nのゾロアークex】、【メガガルーラバレット系統(タケルライコ)】、【ヤドキング】、【おまつりおんど】、【フーディン(フーディン&ドデカバシ)】、【メガドリュウズex】
【マリィのオーロンゲex】、【カミツオロチex】、【メガルカリオex】、【ばけがくれ】
【ドデカバシ】、【ストリンダーバレット】、【イワパレス】、【メガミミロップex】、【メガフシギバナex】
概ね圧倒的Tier1が【ドラパルトex】デッキになると予想されます。
Tier2には中耐久のexを中心とするデッキと非exを中心とするデッキが位置しており、Tier4にはドラパルトメタのデッキや高HP回復系が位置している印象です。
逆にこれらの【ドラパルト】の各型を別個のものとして捉えると、「~12%前後のデッキが雑多にいる環境」とも解釈できますね。
個人的には【クラハン型】と【バシャーモ型】を推しています。
Tier1の【ドラパルト】がさまざまな形を見せることで、Tier2以降もかなり混沌としています。
なかでも注目は、直前の大会であるPJCS2026マスター部門で優勝した【プリズムバレット】に代表される《メガガルーラex》+たねexを主軸とするデッキタイプや、大規模な海外大会の中で1番新しいNAICにおいて、数々のタイトルを獲っているTord Reklev選手や北米強豪のLiam、Lucas選手らが中心に上位に食い込んだ《変化の書》を採用した【Nのゾロアークex】、そしてダークホースとして注目されているのが【ヤドキング】になるでしょうか。 ちなみにNAICの海外大会の結果はこちらでまとめています。

《メガガルーラex》系統のデッキは、概ね、Tier1の【ドラパルトex】に対して2、3枚程度サイドを先行することで、残りのサイドを2ターンで詰め切るような展開(相手に「ファントムダイブ」を含む攻撃を2回しか許さない展開)を目指し、それ以外には弱点をつく戦術を中心とするデッキと言い表すことができます。 その他ガルーラとは別に《タケルライコex》を中心に似たようなサイド展開を目指すデッキが「ポケモンキャッチャー型」「ほうせき型」「ソルルナ型」など幅広く存在します。 全体的に【フーディン】、【おまつりおんど】、【ストリンダーバレット】、【ヤドキング】など、exでないポケモンを中心とするデッキには不利を取る代わりに、デッキの安定感が高く、すべてのデッキに対応することは難しいものの、ある特定の形の【ドラパルト】デッキには勝てるように組むことが可能です。
また、【ドラパルト】に有利とされる【Nのゾロアーク】に対して、草タイプで弱点をつくことが可能なため、気持ち優勢に試合を進めることが可能です。
【ドラパルト】デッキが幅広い型をとりそうな環境なのでやや使いづらい印象ですが、地の安定感を活かして速度を上げた構築に仕上げることで活路が開けるかもしれません。
動きの多様性を確保する上で、ベンチ枠が一つのリミッターでしたが、6月頃から《変化の書》を採用した形が流行し、レギュレーション変更前のようなベンチ修正ができるようになりました。 NAIC時点では、以前苦手だったデッキに対してもかなり勝負できるようになっていた印象です。とはいえデッキのギミックが知られた状態での通り具合は未知数。プラスアルファの進歩があるのかにも注目です。
最近では環境のシェアが大きく【ドラパルト】に寄ったことで、《変化の書》を不採用とし、安定感を上げて、【ドラパルト】への動きを太くした構築にも再度注目が集まっています。 《ヤドキング》はワザの「ひらめきチャレンジ」を使ってさまざまなポケモンのワザをコピーして戦うポケモンです。 コピー先はex以外に限定されますが、《キュレム》の「トライフロスト」で進化前のポケモンを一掃する、【メガドリュウズ】デッキにも使われる《メタグロス》の「メタリックハンマー」で300ダメージを出してバトル場と向き合うなど選択肢は強力です。 非exのデッキは【ドラパルト】デッキに不利を取りがちなことが懸念事項でしたが、この【ヤドキング】はその点を克服しています。
「トライフロスト」や《ゼラオラ》の「サンダーブリッツ」により相手のドローを支えるポケモンを倒して、足回りを悪くした状態で戦えるので、自分のベンチのポケモンexが倒されづらい点にシナジーを感じます。 今回の世界大会は8月の中でも下旬の開催であり、新弾の発表からかなり時期をおいての開催です。
この環境での大会も多く行われ、かなり構築が煮詰まってきているので、Tier表の上位デッキが勝ちやすい世界大会になるのではないかと「個人的には」思っています。
Tier3以下で注目しているデッキは、PJCSで準優勝となった【ばけがくれ】と【ストリンダーバレット】です。
とはいえ【ドラパルトex】の乗り手が強いと、そこに対して勝つのは容易ではないですが。
いかがだったでしょうか、今回は世界大会直前ということで、世界大会の環境の外観と各デッキのトレンドについて書かせていただきました!
これからもポケモンカードの対戦・観戦が楽しくなるような記事や、対戦・観戦の役に立つ記事を書いていければと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします!