今回は1月20日発売の拡張パック「スカーレットex・バイオレットex」の注目カードを紹介していきます。
1位はパックのメインポケモンとなる《ミライドンex》。特性「タンデムユニット」でベンチにたくさんのポケモンを展開できます。 雷タイプは《モココ》の特性「エレキダイナモ」でエネルギー加速ができたり、《レジエレキVMAX》の特性「トランジスタ」で打点を上げるなど選択肢も広く、中でもVSTARのHPラインである280ダメージに到達できる《レジエレキVMAX》と組み合わせた形は今後よく見かけることになるかと思っています。 レギュレーション変更によってたねポケモンを長年持ってきていた《クイックボール》が使えなくなるため、それに代わる立ち位置のカードになります。 《クイックボール》と違う点として、直接ベンチに出すためCip効果(「手札からベンチに出したときに使える」から始まる効果)を使えない点は注意が必要ですね。例えばDレギュレーションに比べて相対的に《ネオラントV》等は使いにくくなっています。 デッキ構築そのもののバランスも1から見直すことになるとは思うので、必ず4枚といったカードではないかもしれません。
3位は新規のポケモンex《サーナイトex》。HPは310と非常に高い耐久力を持ち、相手からの攻撃に大抵1回は耐えることができます。 特性「サイコエンブレイス」が非常に強力で、エネルギーは1ターンに1枚しか貼れないという基本的な概念を大きく無視する特性になっています。特に進化前の《キルリア》の特性「リファイン」とも相性がよく、エネルギーをトラッシュに送りながら山札を引くことができ、全てが噛み合っています。 《サーナイトex》を使ったデッキを作るうえで大切になってくるのは、サブアタッカーの選択を誰にするかになりそうですね。非常に多くの選択肢があり、流行によって強いポケモンは変わってくるかと思うので今後も注目の1枚です。 トラッシュから何枚でも基本超エネルギーを加速出来る非常に強力なカード。
2進化という構築上の重たさはありますが、以前収録されている「リファイン」の《キルリア》や「アルカナシャイン」の《サーナイト》、「バディキャッチ」の《エルレイド》など進化ラインに優秀なポケモンが揃っているので、デッキ自体は非常に強力です。 DPやDPtといった過去のレギュレーションのサーナイトデッキのような感覚で組めるので、懐かしさを感じると共にとても楽しみな1枚。
今回の弾は全体的にカードパワーが低くなっており、過去レギュのようなポケモンカードに近づいている感じがあるので、今後の展開が楽しみです。
《ふうせん》のレギュ落ちによって逃げるエネルギーの価値が下がったこともありますが、逃げる1が減ることによって《キュワワー》や《ミュウ》、《マナフィ》(※うみのそうさく)など、展開を補助してくれるたねポケモンが非常に使いやすくなります。今後のことを考えても揃えておきたい1枚です。 1位は《ミライドンex》です。このポケモンはパッケージの表紙を飾っているメインポケモンということもあり、しっかりと盤面を作ることができる強力な能力を持っています。 特性「タンデムユニット」は雷タイプのたねポケモンを2体までベンチに出すことができます。《ミライドンex》をチェインさせるのはもちろんのこと《メリープ》や《レジエレキV》といった雷タイプのポケモンを補佐するカードを展開することができるため、非常に安定度の高いデッキになることが予想できます。 ワザ「フォトンブラスター」も220ダメージと《ミライドンex》を1撃で倒すことができる打点が保証されています。連続で技を打つことができませんが逃げるコストが1であるため簡単に連打することができるでしょう。 打点ラインとしてミラーをどのように制するかがデッキの課題となってくるでしょう。
2位は《サーナイトex》です。このポケモンは特性でトラッシュの超エネルギーを自分の超タイプのポケモンにつけることができ効果にターン制限が無いため、0エネの状態から攻撃しにいくことが出来ます。エネルギーをつけるたびに付けたポケモンにダメカンを2個乗せるというデメリットが存在しますが、それを差し引いても破格の能力となっています。 また《サーナイトex》を作る過程で出てくる《キルリア》が安定感を引き上げる能力を持っているので、今後の活躍が非常に楽しみなポケモンとなっています。アタッカーに何が採用されていくかを注目していきたいと思います。 3位は《ボタン》です。このカードは自分の場に存在しているたねポケモン1匹についているカードを全て手札に回収することが出来ます。 このスカーレット、バイオレット初弾の環境にエネルギーを盤面にプールしてくれるシステムポケモンが多く存在している事もあり、「たねポケモンのアタッカーを攻撃させては回収する」展開を作ることができれば、非常に強く使えるであろうカードとなっています。
ゲームのボタンも結構好きなキャラなので、どう使われていくかが楽しみです!
レギュレーション変更以降、バトル場のポケモンをベンチと入れ替える手段がやや弱体化されました。
例を挙げると、非Vを中心としたデッキで活躍していた《回収ネット》やポケモンのどうぐとして場に残る《ふうせん》等が使えなくなった点がそれです。 新たに登場した《ビーチコート》がそれらに変わるカードとしてどう使われていくのか、今後の活躍に注目しています。 自分の山札から雷タイプのたねポケモンを大量展開することに繋がる特性です。
ワザ「フォトンブラスター」も強力で、《レジエレキVMAX》の特性「トランジスタ」や《こだわりベルト》等の火力増強系のカードと組み合わせることで相手のポケモンVSTAR、大型のポケモンexを倒せる圏内に入れられます。 今後の環境トップ候補。それを裏付ける強力な要素が2点あります。
超タイプのポケモン限定にはなりますが、トラッシュにある超エネルギーを好きなだけ付けることが出来る特性になります。
エネルギーを付けたポケモンにダメージこそ負ってしまうものの、今まで起動に時間がかかってしまうような《ミュウツーVUNION》等の超タイプのポケモンを即起動出来る点や《ザシアンV》のような付いている超エネルギーの数だけダメージが上がるようなアタッカーの運用もしやすくなっています。 いずれも進化の過程でデッキの安定感を底上げするものであり、《サーナイトex》をメインとするデッキの構築のしやすさ、安定感の高さに繋がる要素と言えます。 1位は《サーナイトex》です。特性の「サイコエンプレイス」で基本超エネルギーを超ポケモンに付けれる非常に強力な特性を持っています。 また、今回のシリーズからexの進化前は通常のポケモンという事もあり、特性「リファイン」を持った《キルリア》や特性「バディキャッチ」を持った《エルレイド》、特性「アルカナシャイン」を持った《サーナイト》などとも組み合わせる事が出来るため幅広い使い方をする事が出来るカードです。 2位は《ジュペッタex》です。ワザの「とこやみ」は相手にグッズを使わせないようにする事が出来る非常に強力なワザです。2エネルギーで使える、「ポルターガイスト」との相性もよく、グッズロックで溜まったトレーナーズ分のダメージを与える事が出来きます。 また、特性「にんぎょうくよう」を持った《ジュペッタ》も採用する事が出来るため環境でも注目しているカードになります。 3位は《クレッフィ》です。特性「いたずらロック」でバトル場にいるとたねポケモンの特性がなくなるという非常に強力な特性を持つカードです。前環境でもシェア上位にいた《ミュウVMAX》やロスト系統のデッキなどにはかなり強いカードになります。 また、ワザ「ねらいおとす」も無色タイプのエネルギー要求であるため、どのデッキにも採用される可能性があるカードです。
前の記事で似たようなこと書いたので、まだ紹介してないカードから書きました。 エネコストの軽い「とこやみ」で相手の動きを封じながら、「ポルターガイスト」の打点確保もできます。サンムーンシリーズの《ゲンガー&ミミッキュGX》を思い出しますね。 ただ《カゲボウズ》が場に置かれたら相手はグッズロックをケアして手札のグッズを使い切ったりすると思うので、使い所はよく考える必要ありますね。 特性「いたずらロック」が強烈で、バトル場に置くだけでたねポケモンの特性を封じることができます。新録カードで言うと《ミライドンex》とかは特性での展開にかなり依存してると思うのでつらいかもですね。 あんまり派手な効果じゃないですけど、縁の下の力持ち的な活躍をしてくれそうっていう予想でこの順位です。BWシリーズの《スカイアローブリッジ》と同じ効果のカードです。